岩船

更新日:2023年06月15日

ページID: 3894

(いわふね)

【県指定史跡】

沼山古墳の西上方、小高い山の頂部付近の平坦面に巨大な石造物が存在しています。これが県の史跡に指定されている岩船(いわふね)です。益田(ますだ)の岩船とも呼ばれています。

この石造物の規模は、東西約11メートル、南北約8メートル、高さ約5メートルを測ります。真上から見ると長方形をしていますが、山側の下半部は埋っており、立面形については四角いのか丸みをもつのかは不明です。頂部平坦面の中央には幅約1.6メートルの浅い溝があり、その中に一辺約1.6メートル、深さ約1.3メートルの方形の穴が2つ並んで彫られています。

岩船が何を目的として造られたものであるのかについては諸説あります。横口式石槨(よこぐちしきせっかく)の未完成品であるという説がもっとも有力視されていますが、その他にも、すぐ東に平安時代に造られた益田池(ますだいけ)を賞賛する弘法大師の石碑を据えた台石や、天文台、祭壇であるという説もあります。

芝生の中に設置されている、上に浅い溝が開いている石の建造物の写真

岩船

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