重要伝統的建造物群保存地区

更新日:2023年03月31日

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重要伝統的建造物群保存地区に指定されている建物の二階の「むしこ窓」を撮影した写真

重要伝統的建造物群保存地区とは、昭和50年の文化財保護法の改正によって伝統的建造物群の制度が発足し、城下町、宿場町、門前町など全国各地に残る歴史的な集落・町並みの保存が図られるようになったものです。
市町村が都市計画または条例により「伝統的建造物群保存地区」を定め、文部科学大臣が市町村の申し出に基づき「選定」を行うこととされています。
この制度は、文化財としての建造物を「点」(単体)ではなく「面」(群)で保存しようとするもので、保存地区内では社寺、民家、蔵などの「建造物」だけでなく、門、土塀、石垣、水路などの「工作物」、庭園、生垣、樹木などの「環境物件」を特定し保存措置を図っています。
令和4年4月現在、日本全国で126地区が選定されていますが、今井町は平成5年に全国で37番目の重要伝統的建造物群保存地区として選定されました。
今井町重要伝統的建造物群保存地区は、東西約600メートル、南北約310メートル、面積にして約17.4ヘクタールの規模となっており、地区内には伝統的建造物として、建築物が501件、工作物が119件、環境物件が69件あり、全国で最も多い地区となっています。伝統的建造物は、本瓦葺または桟瓦葺の屋根を持つ「ひらや」または「つし2階」の町家が軒を連ね、その2階の壁面には、意匠を凝らした「むしこ窓」や「家紋」などの装飾が施されています。

重要伝統的建造物群として保存されている昔ながらの街並みの風景の写真
重要伝統的建造物群として保存されている昔ながらの街並みが街灯で照らされている様子の写真
重要伝統的建造物群として保存されている道路沿いの用水路の写真
重要伝統的建造物群として保存されている街並みの角に建てられている小さな祠の写真

この記事に関するお問い合わせ先

今井町並保存整備事務所
奈良県橿原市今井町1-10-9
電話:0744-29-7815
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