橿原市今井町伝統的建造物群保存地区
橿原市今井町の町並みは平成5年12月8日に国の重要伝統的建造物群保存地区に全国で37番目の地区として選定されました。伝統的建造物群保存地区の制度は昭和50年の文化財保護法の改正により、発足し、城下町、宿場町、門前町など全国各地に残る歴史的な集落・町並みの保存が図られるようになったものです。
伝統的建造物群保存地区について
「伝統的建造物群保存地区」とは住民生活を守りながら、建造物単体ではなく、歴史的な町並みを構成する要素を面的に保存するため、市町村が定めた地区のことをいいます。
文化財保護法では、「周囲の環境と一体をなして歴史的風致を形成している伝統的な建造物群で価値の高いもの」と規定されています。
橿原市今井町伝統的建造物群保存地区の概要
- 地区名:橿原市今井町
- 種 別:寺内町・在郷町
- 面 積:17.4ヘクタール(東西約600メートル、南北約310メートル)
- 選定年月日:平成5年12月8日
橿原市今井町伝統的建造物群保存地区の特徴
今井町伝統的建造物群保存地区は奈良盆地の南西部に位置し、中世末期に寺内町として成立し、江戸中期までに南大和地方における商業の中心地として発展しました。環濠・土居で囲まれた保存地区には、中世末期の寺内町形成から近世の在郷町への発展する市街地形態が良く残っています。また、近世から近代の質の高いかつ優れた意匠の町家を中心に、重厚で高密度の歴史的市街地となっています。
(注意)今井町建物配置図 (PDFファイル: 44.7MB)
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今井町並保存整備事務所
奈良県橿原市今井町1-10-9
電話:0744-29-7815
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更新日:2023年03月31日