曲川遺跡(平安~江戸時代)
(まがりかわいせき)
曲川池(現在は大型ショッピングセンター)南西部の発掘調査で確認された屋敷地には、堀立柱建物や井戸、南北方向の大溝などがあります。平安時代末(12世紀末)と考えられるこの大溝は、屋敷地の東限にあたり、その中心部は大溝の西側、池の南西部に広がっているものと思われます。出土した遺物の中には、碁石と「鶴と亀」が陰刻された硯がありました。また、同時期の井戸からは木簡が3点出土しており、その1点には「急々如律令」(きゅうきゅうにょりつりょう)と読できるものがありました。そのほかにも中国産の青磁皿や土師器なども出土しています。

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更新日:2023年03月28日