都と古道

更新日:2023年03月28日

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(こどう)

藤原京を考えるうえで、古道の存在は欠かせません。下ツ道(しもつみち)や横大路(よこおおじ)は藤原京設計の基準線となっただけでなく、上ツ道(かみつみち)やそれに続く阿倍山田道(あべやまだみち)、中ツ道(なかつみち)も都の幹線道路(かんせんどうろ)として重要な役割を果たしたのです。藤原京は奈良盆地を東西・南北に縦断する古道によって周辺地域とつながっていたのです。
また古道のうち、下ツ道と中ツ道は平城京とも深いつながりがあります。下ツ道は平城京の朱雀大路(すざくおおじ)へとつながり、平城宮朱雀門(すざくもん)にまで至ります。また、中ツ道は平城京の東京極大路(ひがしきょうごくおおじ)となっており、平城京の都市設計を考えるうえでも非常に重要な道路となっています。
なお、現在でも橿原市には、横大路、下ツ道、阿倍山田道が残っています。
平城宮跡の朱雀門の前に復原された朱雀大路と、現在の橿原に残る下ツ道、同じ道でも平城京の朱雀大路は古代の姿をイメージさせ、橿原の下ツ道は、ある部分では近世の佇まいを残し、ある部分ではアスファルトで覆われた現代的な道路の姿を見せています。同じ道でも様々な顔を見せてくれる古道歩きをしてみてはいかがですか?

藤原京の当時の位置と大きさをが記された地図の写真

京の位置と京の大きさ

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奈良県橿原市川西町858-1(歴史に憩う橿原市博物館内)
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