令和7年度高齢者帯状疱疹定期予防接種

更新日:2025年03月27日

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帯状疱疹とは

帯状疱疹は、過去に水痘(水ぼうそう)にかかった際に、体の中に潜伏した水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化することにより、神経に沿って、典型的には体の左右どちらかに帯状に、時に痛みを伴う水疱(水ぶくれ)が出現する病気です。

合併症の1つに皮膚の症状が治った後にも痛みが残る「帯状疱疹後神経痛」があり、日常生活に支障をきたすこともあります。

帯状疱疹は、70歳代で発症する方が最も多くなっています。

帯状疱疹ワクチンについて

概要

帯状疱疹ワクチンは2種類から選んで接種します。
どちらのワクチンも帯状疱疹やその合併症に対する予防効果が認められています。

 

生ワクチン(ビケン)【注1】

組換えワクチン(シングリックス)【注2】
接種方法 皮下に接種 筋肉内に接種

接種回数と間隔

1回 2回(2か月以上の間隔をあける)

【注1】病気や治療によって、免疫の低下している方は接種できません。
【注2】令和7年度中に2回接種する必要があります。

帯状疱疹に対するワクチンの予防効果

  生ワクチン(ビケン) 組換えワクチン(シングリックス)
接種後1年時点 6割程度 9割程度
接種後5年時点 4割程度 9割程度
接種後10年時点 7割程度

◆合併症の1つである、帯状疱疹後神経痛に対するワクチンの効果は、接種後3年時点で、生ワクチンは6割程度、組換えワクチンは9割以上と報告されています。

ワクチンの副反応

ワクチンを接種後に以下のような副反応がみられることがあります。また、頻度は不明ですが、生ワクチンについてはアナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎が、組換えワクチンについては、ショック、アナフィラキシーがみられることがあります。

接種後に気になる症状を認めた場合は、接種した医療機関へお問い合わせください。

主な副反応の発現割合 生ワクチン(ビケン) 組換えワクチン(シングリックス)
70%以上 疼痛
30%以上 発赤

発赤
筋肉痛、疲労

10%以上 そう痒感、熱感
腫張、疼痛、硬結

頭痛、腫張
悪寒、発熱、胃腸症状

1%以上 発赤、倦怠感 そう痒感、倦怠感、その他の疼痛

*ワクチンを接種した部位の症状 各社の添付文書より厚生労働省にて作成

対象者

接種日に橿原市に住民登録されている方で、下記のいずれかにあてはまる方(転出日当日は接種できません)

  1. 65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳の方、および100歳以上の方
    (100歳を超える方は、令和7年度のみ対象です)
    令和7年度対象の方
    年齢 生年月日
    65歳

    昭和35年4月2日~昭和36年4月1日生まれ

    70歳 昭和30年4月2日~昭和31年4月1日生まれ
    75歳 昭和25年4月2日~昭和26年4月1日生まれ
    80歳 昭和20年4月2日~昭和21年4月1日生まれ
    85歳 昭和15年4月2日~昭和16年4月1日生まれ
    90歳 昭和10年4月2日~昭和11年4月1日生まれ
    95歳 昭和5年4月2日~昭和6年4月1日生まれ
    100歳以上 大正15年4月1日以前生まれ

     
  2. 接種時に60歳以上65歳未満で、ヒト免疫不全ウイルスにより、免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害のある方
    (注意)
    2に該当する場合は、健康増進課へご連絡ください。なお、2に該当することがわかる診断書等が必要です。
    詳しくは健康増進課(0744-22-8331)までお電話ください。

注意事項

この予防接種は、本人の意思確認を得て行います。正確な意思確認が困難な場合には、家族やかかりつけ医によって特に慎重に本人の接種意思の有無の確認を含め、接種を希望することが確認できた場合に限り接種を行うことができます。最終的に意思確認ができない場合は、予防接種法に基づく接種を行うことはできません。

(参考)厚生労働省リーフレット

帯状疱疹厚労省リーフレット

帯状疱疹ワクチンリーフレット(厚生労働省)

接種券

対象者のうち、「65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳の方、および100歳以上の方」については、接種券を送付します。送付時期は、令和7年4月中旬ごろを予定しています。

接種の際には、必ず接種券を医療機関へ提出してください。
医療機関に提出する際は、切り取らずに提出してください。

接種券見本

帯状疱疹接種券見本

実施(接種)期間

令和7年5月1日~令和8年3月31日

自己負担金

  • 生ワクチン(ビケン)
    3,000円
  • 組換えワクチン(シングリックス)
    1回あたり7,000円 (2回で14,000円)

生活保護受給世帯に属する方は手続きをすれば自己負担金が免除になります

医療機関への持ち物

  • 令和7年度高齢者帯状疱疹定期予防接種 接種券(水色のはがき)
  • 自己負担金
  • マイナンバーカード、または保険資格確認書

実施医療機関

市内受託医療機関は「高齢者予防接種受託医療機関一覧表」のページをご確認ください。※令和7年4月以降に、受託医療機関が確定次第掲載いたします。

接種の際は市内受託医療機関に連絡・予約し、接種を受けてください。

(注意)市内の医療機関であっても、受託医療機関以外での接種は、全額自己負担となりますのでご注意ください。

橿原市外、奈良医大または奈良県外で接種するには

市外(県内)医療機関または奈良医大で接種希望の場合

接種を受ける前に、健康増進課(保健センター)で手続きが必要です。手続きせずに、市外医療機関または奈良医大で接種した場合、全額自己負担となります。

手続き前に必ず確認してください

  1. 健康増進課へ接種予定の医療機関が受託医療機関か確認してください。
    (注意)接種予定の医療機関名、所在地の情報が必要です。
  2. 接種を希望するワクチンを決めてください。
    生ワクチンか組換えワクチンのどちらかです。
  3. 接種予定の医療機関が希望するワクチンを取り扱っているか、医療機関に確認してください。

手続きの持ち物

  1. 高齢者帯状疱疹予防接種 接種券(水色のはがき)
  2. 自己負担金 生ワクチンは3,000円、組換えワクチンは14,000円
  3. 接種を受ける方の本人確認書類
    [1枚で良いもの] 運転免許証、マイナンバーカードなど
    [2枚必要なもの] 保険資格確認書、介護保険証など
  4. 代理申請の場合は、上記1~3と、代理者の本人確認書類

奈良県外医療機関で接種希望の場合

やむを得ず奈良県外の医療機関で接種ご希望の方は、手続きが必要です。
接種日までに余裕をもって事前に健康増進課へお問い合わせください

注意事項

市外医療機関、奈良県立医科大学附属病院や奈良県外医療機関での接種の手続きについては、電子申請ができませんので健康増進課窓口(保健センター北館4階)までお越しください。

関連リンク

この記事に関するお問い合わせ先

健康増進課
奈良県橿原市畝傍町9-1(保健センター)
電話:0744-22-8331
お問い合わせフォーム

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