市民活動講座「実践!今日からできるロコモ予防!~“動ける”カラダづくり~」を開催しました!
令和7年度第1回市民活動講座を開催しました
ロコモ、ロコモティブシンドローム、フレイル…最近よく耳にする言葉ですが、ロコモって何だろう?…そんな疑問に答える講座「実践!今日からできるロコモ予防!~“動ける”カラダづくり~」を開催しました!
「とてもわかりやすく、勉強になった」と好評をいただいた講座の内容をご紹介します。
「ロコモ」とは「ロコモティブシンドローム」の略で立ったり歩いたりする身体能力が低下した状態のことをいいます。ロコモが進行すると将来要介護や寝たきりになってしまう可能性があるため、若い頃から生活習慣や適切な運動によって、ロコモを予防することが大切です。
「ロコモに興味がある、最近歩きにくくなった、体力に不安を感じている、健康長寿の学びのため…」など参加者の受講の動機はさまざまでしたが、皆さん一様に自分の健康について関心が高く、学びの意欲があり、活気のある講座となりました。
講座の中で、ロコモ度テストやトレーニングの実践を行ったことで、自身のロコモ度を認識できたことや、運動・体操のやり方がよくわかり参考になったという感想を多くいただきました。日頃から積極的にカラダを動かし、いつまでも自分で歩き続けられるように、できることから始めましょう。
ご参加いただきました皆さん、誠にありがとうございました。
日時
令和7年9月28日(日曜日) 13時30分~15時00分
講座名
令和7年度 第1回 市民活動講座「実践!今日からできるロコモ予防!~“動ける”カラダづくり~」
場所
橿原市市民活動交流広場(橿原市内膳町1丁目6番8号 橿原市観光交流センター5階)
講師
内容
1.奈良県・橿原市の現状、要介護にならないためには
奈良県・橿原市の健康寿命(65歳からの平均自立期間)は、全国からみると上位です!要介護にならずに自立している方が多いようです。
要介護の原因(全国)を見てみると、ロコモに関連する高齢による衰弱や骨折・転倒が上位に位置しており、こけない身体(カラダ)づくりが大事!
介護が必要とは?何ができなくなるのでしょうか? 起き上がり・立ち上がり・片足立ちが困難になるなど、歩行ができなくなる前の段階に注意が必要です。立ち上がる・片足バランス・歩く機能を保つようにしましょう。
外出頻度と年齢の関係では、年齢が上がるほど、ほとんど外出しない率が高くなります。外出(通院・買い物・趣味の会など)し続けられるように、脚力をつけておくことが大切です。
講座スタート!
橿原市の健康寿命は上位です!
2.ロコモとは、ロコモ度テスト
ロコモとは、「立つ」「歩く」といった移動機能が低下している状態のことで、原因は、運動器の障がい(筋肉、骨、関節、軟骨、椎間板、神経など)です。ロコモが悪化すると、日常生活に支障が出て、要介護になる危険性が高まります。
片足立ちでバランスを崩す、つまずいたりすべったりしてしまう、階段の上り下りが不安など、日常生活で困った症状はありませんか?該当するとロコモのリスクがあります!
ここに注意!
ロコモ度テストやトレーニングを始める前に、必ず体調確認を行ってください!
持病があり、運動制限はありませんか?めまいなどでバランスを崩すことはないですか?今日は体調が悪い、顔色がよくないなどいつもと違う症状はありませんか?運動の途中で不調を感じたら、ゆっくりと運動を中止するようにしましょう。
詳しくは、橿原市ホームページ「健康増進課からの運動情報(ロコモチャレンジ!)」でもご紹介しています。
https://www.city.kashihara.nara.jp/soshiki/1046/gyomu/2/5/3102.html
立ち上がりテストにチャレンジ
立ち上がりテスト
下半身の筋力を測る方法で、高さ40センチの台(椅子)から両足・片足で、反動をつけずに立ち上がれるかをチェックします。
転ばないように、大きく踏み出して!
2ステップテスト
歩行能力を測る方法で、できるだけ大股で、2歩
歩いて両足を揃えます。
2歩幅÷身長=2ステップ値
3.ロコトレの実践
膝がつま先より前に出ないように!
下肢筋力をつける「スクワット」
息を止めないように、声を出しながら(カウントしながら)ゆっくりと行いましょう。
踵の骨への刺激も得られます!
足首やふくらはぎの筋力アップ
両足で立って踵を上げ、ゆっくり下ろします。バランスを崩しそうな時は、机やいす、壁に手をついて安全に。
バランスだけでなく筋力アップも!
バランス能力をつける「片足立ち」
転倒しないように必ずつかまるものがある場所で、床につかない程度に片足を上げます。目をあけて行ってください。
4.フレイルとは
加齢により心身が老い衰えた状態のことで、健康と要介護の中間に位置します。
栄養・身体活動・社会参加などを心掛け、フレイルを予防しましょう。
5.健康のための身体活動・社会参加
身体活動
「運動習慣(1日30分以上の運動を週2回以上)がある方は?」 と参加者に質問したところ、7割くらいの方が手を挙げられました。
できることから、今よりも少しでも多く、筋力トレーニング・スポーツ・体操を取り入れ、カラダを動かしましょう。
座りっぱなしの時間が長くなりすぎないように、30分に1回立ち上がるようにしましょう。
ウォーキング、足指トレーニング、誤嚥にナラん!体操 などは、転倒予防・呼吸機能改善に効果的!
社会参加
他者とつながる・交流することが大切で、スポーツグループへの参加など通いの場があると要介護状態になりにくいといわれてます。
運動は一人よりもグループで!
地域活動やボランティア活動など積極的に社会参加し、気持ちを若く保って、要介護リスクを減らしましょう。
背筋をのばして、ウォーキングはよい姿勢で!
とてもわかりやすい講座でした!
この記事に関するお問い合わせ先
市民協働課(市民活動交流広場担当)
奈良県橿原市内膳町1-6-8(かしはらナビプラザ)
電話:0744-47-2380
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更新日:2025年11月11日