藤原宮跡(観光情報)
藤原宮跡とは
藤原宮跡(ふじわらきゅうせき)は、今から約1300年前、持統・文武・元明の三代の天皇が治めた都、藤原京(694~710)の中心にあった宮殿・藤原宮のあったところです。
藤原宮にはかつて、一辺約1キロメートルの中に大極殿や朝堂院といった国をあげての儀式や政治を行う施設や天皇の住まいである内裏などがあり、現在の皇居と国会議事堂、霞ヶ関の官庁街を合わせた性格を持っていました。藤原京が都であった期間は694年~710年の16年間ですが、その大きさは後の平城京や平安京を上回る規模ともいわれており、藤原京の構造はその後の都にも引き継がれていきます。
藤原宮跡は昭和27年に国の特別史跡に指定されており、また藤原宮跡が構成資産のひとつである「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」は、人類史上でも価値の高い文化遺産として、世界遺産への登録を目指しています。
花園としての藤原宮跡
現在の藤原宮跡には朱塗りの列柱が数か所再現されているのみで、緑の原野が広がります。春から秋にかけては季節の花々が植えられ、菜の花やコスモス、キバナコスモス、ハスなど色とりどりの大地のカーペットを楽しむことができる花園として親しまれています。
菜の花と桜
ハナハス
キバナコスモス
コスモス
藤原宮跡の花園で楽しめる花々
時期 | 花 |
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4月上旬~4月中旬 | 菜の花、(桜) |
7月下旬~8月中旬 | キバナコスモス、ハナハス |
10月上旬~10月下旬 | コスモス |
開花状況など詳しくはこちら
また、藤原宮跡は大和三山の絶好の眺望スポットとなっています。藤原宮跡から見る朝陽・夕陽は息をのむほどの秀景です。平成23年6月には、藤原宮跡からの大和三山の稜線の眺めが、「重要眺望景観」に指定されました。特に藤原宮跡から香具山方向を望む展望には、コンクリート系の建物がまったく映り込まないため、「光男の栗」「朱花の月(はねづのつき)」といった映画の撮影舞台にもなりました。
藤原宮跡の周辺には、橿原市藤原京資料室や奈良文化財研究所藤原宮跡資料室など入室無料で藤原京の歴史を知ることができる資料室もあります。藤原宮跡でゆっくりと時間を過ごしてみるのはいかがでしょうか。
橿原市藤原京資料室 |
住所:橿原市縄手町178-1 (JAならけん橿原東部経済センター2階) 時間:午前9時から午後5時まで(最終入室は午後4時30分まで) 休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)、年末年始 駐車場:無料 |
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住所:橿原市木之本町94-1 時間:午前9時から午後4時30分まで 休館日:年末年始、展示替え期間中 駐車場:無料 |
アクセス
所在地 橿原市高殿町ほか
項目 | 手段 | 時間 |
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近鉄 耳成駅 | 徒歩 | 約30分 |
JR 畝傍駅 | 徒歩 | 約30分 |
近鉄 畝傍御陵前駅 | 徒歩 | 約30分 |
コミュニティバス 橿原市藤原京資料室前 |
徒歩 | 約4分 |
藤原宮跡詳細情報
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この記事に関するお問い合わせ先
観光政策課
奈良県橿原市東竹田町1-1(リサイクルプラザ「リサイクル館かしはら」)
電話:0744-21-1115
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更新日:2024年07月11日