妙法寺(御厨子観音)

更新日:2023年03月28日

ページID: 3781

(みょうほうじ みずしかんのん)

向かって右側に絵馬掛所があり、入り口前に石の灯籠が2つある寺の写真

妙法寺(みょうほうじ)御厨子観音(みずしかんのん)は、奈良時代の賢人である吉備真備(きびのまきび)が遣唐使として派遣され、無事唐から帰国できたことを喜んで創建させたということです。本尊は十一面観音菩薩で、吉備真備が中国で窮地に立たされた時、蜘蛛によって助けられたというエピソードもあることから、クモ観音とも呼ばれています。真備の功績の1つである「大般若経(だいはんにゃきょう)」は現在奈良国立博物館に保管されています。
また寺の東側に、万葉集で大津皇子(おおつのみこ)が辞世の歌として詠んだ「百伝ふ 磐余の池に 鳴く鴨を 今日のみ見てや 雲隠りなむ」で有名な磐余(いわれ)の池があったと言われています。この磐余の池が御厨子という名前の由来とも言われています。
このほかにも橿原市東池尻町西南の御厨子山頂に、土地の氏神「御厨子神社」が鎮座しています。初め「水尻神社」と呼ばれたこの社は、この地一帯に古代あったという磐余池の池尻に位置したことから社名が生まれたと伝わっています。

道の両端に灯籠がずらりと並んでいるコンクリートの参道の写真
灯籠が道の両端にずらりと並んでいるコンクリートの参道の写真
寺の境内全景が見えるやや上空からの写真
手前に灯籠が2つと絵馬掛所がある寺の本堂の写真
お寺の中にある観音の周りに提灯が飾られている写真
黄色い袈裟を着たお坊さんが行列になってお寺から歩いてくる写真
山が見える道をお坊さんが行列になって歩いている写真
お坊さん数名が寺院の中でお経を読んでいる写真

歳時記

5月第2日曜日 御厨子観音花祭り 大般若経の典読や稚児行列が行われます。

アクセスマップ ACCESS MAP

奈良県橿原市東池尻町

アクセス方法一覧
項目 手段 時間
JR 香久山駅 徒歩 約14分
近鉄 耳成駅 徒歩 約21分
緑が茂る中にお寺の建物が建っている写真

この記事に関するお問い合わせ先

観光政策課
奈良県橿原市東竹田町1-1(リサイクルプラザ「リサイクル館かしはら」)
電話:0744-21-1115
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