ロシア連邦によるウクライナ侵攻に対する抗議書送付について

橿原市及び橿原市議会は、令和4年3月9日付で、ロシア連邦によるウクライナ侵攻に対する抗議書を在日ロシア連邦大使館に送付しました。

抗議書

2022年3月9日

ロシア連邦
ウラジーミル ウラジーミロヴィチ プーチン閣下
駐日ロシア連邦大使
ミハイル ユーリエヴィチ ガルージン 閣下

 本市は、東京2020オリンピックにおけるウクライナのホストタウンとなり、キエフ国立大学学生の受入れや市立小学校でのウクライナ料理の給食提供などを通じて、様々な交流を行ってきました。 この度の貴国の侵攻により、 ウクライナ国民が生命の危機に瀕していることについて、大変心を痛めています。
 貴国がウクライナに一方的に軍事的侵攻に踏み切り、核兵器の使用を示唆した一連の行為について、橿原市民を代表し、厳重に抗議します。
 貴国の行為は、国際社会の平和と秩序、安全を脅かすものであり、民間人を含め多数の犠牲者が出ている状況は、到底容認できるものではありません。
 本市では、核兵器の全面撤廃と軍縮 、世界の恒久平和達成を願い 、昭和61年3月に市議会において「非核・平和都市宣言」を決議し、 平和の尊さを訴えてきました。 貴国の侵略行為は、 長年にわたり 戦争の悲惨さや平和の尊さを切実に訴えてきた 多くの方々の思いを踏みにじるものであり、強い憤りを覚えます 。
 貴国に対し、人々の尊い命と平和な暮らしを理不尽に奪う侵略行為を直ちに中止し、平和的解決への道を探ることを強く求めます。
 その上で、日本国で暮らすロシア出身者への誹謗中傷や差別には今後も与しません。

日本国 奈良県 橿原市長 亀田 忠彦
日本国 奈良県 橿原市議会議長 細川 佳秀