乳腺炎かな?っと思ったら
“おっぱいが熱をもって、かたくなっている”“おっぱいが痛い”“ママに発熱や悪寒・倦怠感がある”などの乳腺炎かも?との相談が増えています。
乳腺炎は、ママの体を休めながら早めに治すことが大切です。
コロナ禍における産後の入院期間の短縮などで、出産した医療機関等で授乳方法などのおっぱいケアを知る機会が減ったことで、乳腺炎になりかけたり、乳腺炎になる方が増えています。
主な乳腺炎の症状例
- 授乳後もおっぱいの腫れやしこりが続く
- (注意)授乳前の張った感覚と違い、両方や左右どちらかのおっぱいが全体的・部分的に腫れたりします。
- (注意)一般的に、おっぱい全体がガチガチになる・触るとゴリっとしたしこりがあると言われています。
- おっぱいが熱を持っている
- おっぱいが痛い
(注意)一般的にズキズキした痛みと言われています。 - おっぱいが全体的に赤みをもつ
- 黄色っぽいどろっとした母乳がでる
(注意)産後一週間頃までの黄色い初乳は除きます。 - ママに発熱(38度以上)・寒気・悪寒・倦怠感がある
その他ママによって症状が異なる場合もあります。
“赤ちゃんがおっぱいを急に飲まなくなった”“ママがおっぱいがなんだかいつもと違う”で気づくこともあります
ママは毎日赤ちゃんのお世話で忙しくされていると思います。1日1回は、おっぱいだけでなく、ママ自身の身体の状態はどうかな?と振り返ってみてください。
乳腺炎かな?と思ったら
- こまめに色々な方向から授乳をする
横抱き・縦抱き・脇抱き(フットボール抱き)など。- (注意)授乳間隔は3時間以上あけないようにしましょう。
- (注意)授乳時は、しこりから乳頭に向け手で押しながら授乳するとしこりが軽減することがあります。
- 搾乳をする
- ママの休息をとる
- (注意)ひどい乳腺炎は体力を消耗します。また、乳腺炎はママの疲労がたまった時になりやすいです。
周りの人の力をかりて、身体を休める時間を作りましょう。 - (注意)痛みがある部分は温めず、水で濡らしたタオルなどをあて冷やすと痛みがやわらぐ場合があります。
冷やしすぎず、乳頭・乳輪部は冷やさないようにしましょう。
- (注意)ひどい乳腺炎は体力を消耗します。また、乳腺炎はママの疲労がたまった時になりやすいです。
症状が改善されない場合は出産された医療機関などを受診しましょう
医療機関などでは、授乳中でも可能な抗生剤や漢方薬などの処方をされたり、おっぱいマッサージを受けることで症状が治まる場合があります。
また、奈良県助産師会の助産院などでもおっぱいマッサージや授乳指導をされています。詳しくは奈良県助産師会のホームページ(外部リンク)をご参照ください。
この記事に関するお問い合わせ先
こども家庭課
奈良県橿原市内膳町1-1-60(市役所分庁舎)
電話:0744-47-3707
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更新日:2024年04月01日