地域コーディネーターの心得
1.ボランティアと先生、子どもたちが、同じ思いをわかちあえる活動となるよう、心がけましょう。
ボランティア活動は、一方通行ではありません。一緒に活動をすることで、お互いに学ぶ双方向の活動です。思いをわかちあえる活動になるよう、心がけましょう。
2.ボランティアと学校の両者が、対等に話し合えるよう工夫しましょう。
ボランティアと学校が対等になってはじめて、協働が生まれます。「学校・子どもたちのために」から「学校・子どもたちとともに」となるよう、工夫しましょう。
3.次の活動につながるよう、活動後には必ず言葉かけをしましょう。
良かったところをほめること、言葉かけをすることは、コーディネーターとしての大切な技術です。アドバイスとともに、忘れずに励まし、勇気づけましょう。
4.コーディネートを通じて見えてきた問題は、ボランティアの方にも学校にもきちんと伝えましょう。
コーディネーターは、ボランティアと学校の両者の声を聞くことで、問題点や課題に気づくことがあります。よりよい活動にするため、問題点や課題はきちんと両者に伝え、一緒に解決策を考えましょう。
5.知り合いを増やしましょう
コーディネーターに大切なのは、何を知っているかよりも誰を知っているかです。いろいろな人と知り合いになり、良い関係をつくっていきましょう。
学校支援ボランティアと協働するためのアイディア
1.活動部門ごとにボランティアの名称をつけ、役割を明確にしておく
例えば、花壇整備担当をフラワーボランティア、図書室担当を図書ボランティア、授業の補助を学習アドバイザーなどと名付けている学校が多く見られます。これは単なる名称だけの問題ではなく、ボランティアの役割を明確にするという意味があります。そうしないと、特定のボランティアにいろいろな仕事が集中し、本来の役割をこなしきれなくなってしまうからです。
2.「学校支援ボランティアだより」を発行し、活動の輪を広げる
定期的に「学校支援ボランティアだより」を発行し、その活動の理解を促し、新たな活動希望者を募る取組みが見られます。そうすれば、保護者もボランティア活動を理解でき、ボランティア自身のやりがいも確かなものになります。これは学校支援ボランティアコーディネーターの役割の一つです。学校支援ボランティアと熱心に協働している学校では、生き生きとした子どもたちや教職員の姿を見ることができます。子どもたちにとって楽しく意義のある学校づくりを目ざし、教職員がやりがいを感じられるような学校づくりを進めるための秘けつ、それが学校支援ボランティアとの協働ではないでしょうか。
この記事に関するお問い合わせ先
人権・地域教育課
奈良県橿原市小房町11-5(かしはら万葉ホール)
電話:0744-29-6991
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更新日:2024年08月22日