藤原宮跡(橿原市)

更新日:2024年05月16日

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広い草原に木が生い茂り、手前にポツンと門が佇んでいる藤原宮跡の写真

わが国初の本格的な都城「藤原京」の中央に位置する宮殿跡です。
宮の中央には、天皇が住まう内裏をはじめ、政治儀式を執り行う大極殿、朝堂院、役人が参集する朝集殿、そしてその周りに日常業務を行う役所(官衙)が整然と配置されていました。大極殿院・朝堂院の建築には、宮殿建築としては初めて堅固な基壇を持つ礎石建物が採用され、屋根には瓦が葺かれていました。

また、藤原宮の正門である朱雀門から南に直線に延びる朱雀大路は、藤原京のメインストリートで、両側溝に挟まれた道路の幅は約24メートルの規模を誇っていました。

このような藤原宮の構造は、まさに律令制度に基づき、天皇を頂点とする中央集権国家が確立したことを空間的に示しています。

 

 

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