中尾山古墳(明日香村)

墳丘は3段築成の八角形墳で対辺長約20メートル、高さ4メートル以上、1段目、2段目は基壇上の石積みを持っていますが、3段目は盛土のみで整形されています。また、墳丘の外側には3重の外周石敷きが巡り、その対辺間の距離約32.5メートルです。
埋葬施設は凝灰岩と花崗岩を組み合わせた小さなもので、床石の中央は四角く彫り窪められています。ここに蔵骨器が納められていたと考えられ、火葬の導入を示しています。
古墳の立地や形状に加え、墓室の内容などから文武天皇陵と推定されています。
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更新日:2024年05月16日