曲川遺跡(縄文時代)
(まがりかわいせき)
畝傍山の北西約3キロメートル、本市西部を北流する葛城川と曽我川に挟まれた沖積低地に位置する縄文時代から中世にかけての複合遺跡です。
これまでの調査で、縄文時代晩期中葉~末頃(今から2,800~2,500年前)の竪穴住居、土壙墓(どこうぼ)、土器棺墓(どきかんぼ)、貯蔵穴、炉、河川が見つかりました。
出土遺物は、多量の土器の他、石器、土製品(土偶・半輪状土製品など)、木製品(漆塗腕輪)などがあります。出土した土器には、東北・北陸地方中心に分布するものもあり、当時の交流の広さを窺い知る事ができます。これまで見つかった遺構は、当時の集落構成を考える上で貴重であり、橿原遺跡と共に西日本を代表する縄文時代晩期の遺跡であると言えます。
土偶
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更新日:2023年03月28日