曲川遺跡(縄文時代)

更新日:2023年03月28日

ページID: 11327

(まがりかわいせき)

畝傍山の北西約3キロメートル、本市西部を北流する葛城川と曽我川に挟まれた沖積低地に位置する縄文時代から中世にかけての複合遺跡です。
これまでの調査で、縄文時代晩期中葉~末頃(今から2,800~2,500年前)の竪穴住居、土壙墓(どこうぼ)、土器棺墓(どきかんぼ)、貯蔵穴、炉、河川が見つかりました。

出土遺物は、多量の土器の他、石器、土製品(土偶・半輪状土製品など)、木製品(漆塗腕輪)などがあります。出土した土器には、東北・北陸地方中心に分布するものもあり、当時の交流の広さを窺い知る事ができます。これまで見つかった遺構は、当時の集落構成を考える上で貴重であり、橿原遺跡と共に西日本を代表する縄文時代晩期の遺跡であると言えます。

歪んだ円形型の土壙墓の写真
ほぼ長方形に近い土偶と、足と手が欠けたような土偶の写真

土偶

それぞれ逆三角形と壺に似た、2つの深鉢形土器の写真

土器棺に使われた深鉢形土器

関連リンク

この記事に関するお問い合わせ先

文化財保存活用課
奈良県橿原市川西町858-1(歴史に憩う橿原市博物館内)
電話:0744-47-1315
お問い合わせフォーム

みなさまのご意見をお聞かせください
このページの内容は分かりやすかったですか?
このページは見つけやすかったですか?
このページは役に立ちましたか?
その他、このページに関してご意見がありましたらご記入ください。
橿原市からの回答が必要な場合は、直接担当課へ連絡されるか、問合せメールフォームでお願いします(こちらに入力されても回答できません)。また、住所、電話番号などの個人情報はこちらには入力しないでください。