妙法寺(御厨子観音)
(みょうほうじ みずしかんのん)

妙法寺(みょうほうじ)御厨子観音(みずしかんのん)は、奈良時代の賢人である吉備真備(きびのまきび)が遣唐使として派遣され、無事唐から帰国できたことを喜んで創建させたということです。本尊は十一面観音菩薩で、吉備真備が中国で窮地に立たされた時、蜘蛛によって助けられたというエピソードもあることから、クモ観音とも呼ばれています。真備の功績の1つである「大般若経(だいはんにゃきょう)」は現在奈良国立博物館に保管されています。
また寺の東側に、万葉集で大津皇子(おおつのみこ)が辞世の歌として詠んだ「百伝ふ 磐余の池に 鳴く鴨を 今日のみ見てや 雲隠りなむ」で有名な磐余(いわれ)の池があったと言われています。この磐余の池が御厨子という名前の由来とも言われています。
このほかにも橿原市東池尻町西南の御厨子山頂に、土地の氏神「御厨子神社」が鎮座しています。初め「水尻神社」と呼ばれたこの社は、この地一帯に古代あったという磐余池の池尻に位置したことから社名が生まれたと伝わっています。








歳時記
5月第2日曜日 御厨子観音花祭り 大般若経の典読や稚児行列が行われます。
アクセスマップ ACCESS MAP
奈良県橿原市東池尻町
項目 | 手段 | 時間 |
---|---|---|
JR 香久山駅 | 徒歩 | 約14分 |
近鉄 耳成駅 | 徒歩 | 約21分 |

この記事に関するお問い合わせ先
観光政策課
奈良県橿原市東竹田町1-1(リサイクルプラザ「リサイクル館かしはら」)
電話:0744-21-1115
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更新日:2023年03月28日