保育園等利用待機児童の考え方について

更新日:2024年10月11日

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待機児童の考え方の見直しについて

保育園等における利用待機児童数については、国から示される調査要領に基づいて集計を行っていますが、当該調査に基づく待機児童数は毎年数名、年度によってはゼロとなっており市民が思う待機児童数と大きく乖離する状況にありました。

そこで、国の調査には表れない潜在待機児童の待機となった理由等の分析を行い、保育を必要としている状況に応じた児童数を把握するとともに、解消すべき待機児童数の整理を行いました。

潜在待機児童の課題を踏まえた考え方の整理

  1. 潜在待機児童に含まれる転園希望者については、第一希望ではないが、すでに入園しているため待機児童にはカウントしない。
  2. 潜在待機児童に含まれる保留希望者については、入園の申し込みはしているが、育児休暇を延長する予定であり、入園の予定がないため、待機児童にはカウントしない。
  3. 1園しか申し込んでいない方は、多数の保育園等の申し込みをしないと入園は難しいと説明した上でも、あえて1園しか申し込んでいない状況から、保育の逼迫度は低いと考えられる。そのため、入園申し込みの際に保育の必要性についての状況を詳しく聞き取っていく必要はあるものの、保育園等に入園するためには、ある一定数以上の保育園等の申し込みを行っていたいただく必要がある。

待機児童の分類

現行の潜在待機児童の考え方を、真に保育を必要としつつも入園できない実質待機児童、それ以外の待機児童を単純待機児童に分類するという考え方を導入します。

実質待機児童3園以上の保育園等を希望し、転園・保留希望を除いた児童

単純待機児童:3園未満の保育園等を希望または、転園・保留希望の児童

これまでどおり入園申込の際には個々の状況を詳しく聞き取り、しっかりとした説明を行いながらマッチングできるような対応を行っていきます。

 

※3園以上とする理由

「橿原市保育所・幼稚園適正配置実施計画」においては、橿原市内を5つのエリアに区分し、公立幼稚園の存置する方向性が示されていることに倣い、5つのエリアを通園範囲ととらえ、5つのそれぞれのエリア内にある保育園等の数を勘案し、概ね3園以上の保育園等が存在することから、3園としました。

参考資料

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