陵墓とは

更新日:2023年03月28日

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(りょうぼ)

歴代の皇室関係の墓所を陵墓(りょうぼ)といい、宮内庁がその管理を行っています。天皇・皇后・太皇太后・皇太后を葬るところを陵、その他の皇族を葬るところを墓といい、あわせて陵墓と呼びます。また、被葬者の具体的な特定はできないものの、皇族が葬られた可能性のある候補地を陵墓参考地といいます。
橿原市内には8基の陵墓(参考地1基を含む)が点在しています。とくに畝傍山の周辺には、初代神武天皇陵をはじめ、第2代綏靖天皇陵、第3代安寧天皇陵、第4代懿徳天皇陵の4基が集まっています。市南東部の石川池(剣池)のほとりには第8代孝元天皇陵が、市南部の鳥屋の地には第28代宣化天皇陵と倭彦命墓(第10代崇神天皇の皇子)があります。また、県下最大の前方後円墳である丸山古墳は、後円部の上段が陵墓参考地になっています。丸山古墳は、古くは天武天皇・持統天皇の合葬陵と考えられたこともありました。
これらの陵墓は江戸時代の終わりから明治にかけての時期に修復整備が行われたものです。その際、神武天皇陵には特に多大な費用が投入されたことが記録されています。

畝傍山と神武天皇・綏靖天皇陵の写真

畝傍山と神武天皇・綏靖天皇陵

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奈良県橿原市川西町858-1(歴史に憩う橿原市博物館内)
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