町中掟書家持借屋印形帳
(まちじゅうおきてがきいえもちしゃくやいんぎょうちょう)
【市指定文化財】
員数 | 1冊 |
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形状・寸法など | 紙本墨書、袋綴、楮紙、表紙とも紙、紙数52枚、縦23.5センチメートル、横16.8センチメートル |
年代または時代 | 江戸時代中期、1764年(明和元年)6月 |
今井は大和における最も裕福な都市として自治制をゆるされ、江戸中期以来は特に三惣年寄の合議によって治められていました。
町内を統治するため、多くの町掟をつくっていましたが、これはそのうち支配筋の法度を守ること、火災に関しての注意と非常の時の処置、博弈(ばくえき)の禁止、道路交通上の規定、清掃・衛生など々について規定したものです。
また、東西南北新今六町各々の印形請けをさせたもので、1769年(明和元年)当時の家持人の名前と人数、借家人の名前と人数、家号(屋号)調査、借家所持状況など庶民生活の実態が鮮明に記録された良質の史料であるといえるでしょう。
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更新日:2023年03月28日