木造地蔵菩薩立像

更新日:2023年03月28日

ページID: 3954

(もくぞうじぞうぼさつりゅうぞう)

【県指定文化財】

木造地蔵菩薩立像の詳細
所在 十市町 正覚寺(現在:奈良国立博物館)
品質・形状・寸法など
  • 桧材一木造(内刳なし)・彩色像・彫眼
  • 比丘形・顔面正面にて右手伸下して掌を外に向け、左手屈臂して掌上に宝珠を執り、蓮実上に端立する。
  • 総高99.6センチメートル、像高90.9センチメートル、髪際下82.7センチメートル、頭長19.6センチメートル、面長12.6センチメートル、面巾12.3センチメートル、耳張16.5センチメートル、臂張34.3センチメートル、裾張33.4センチメートル
    台座総高8.0センチメートル、蓮内径29.3センチメートル×29.1センチメートル
年代または時代 平安時代前期

小像のため、頭部は大きめで、小振りの目鼻立ちは明確に付され、眦(まなじり)が吊り上った厳しい表情で個性豊かに表現されています。技法様式などから平安前期の制作と考えられています。
当代における地蔵立像の遺品は少なく、その意味でも極めて貴重な作例です。

台座の上に立ち掌を正面に向けている木造地蔵菩薩立像の写真

木造地蔵菩薩立像

この記事に関するお問い合わせ先

文化財保存活用課
奈良県橿原市川西町858-1(歴史に憩う橿原市博物館内)
電話:0744-47-1315
お問い合わせフォーム

みなさまのご意見をお聞かせください
このページの内容は分かりやすかったですか?
このページは見つけやすかったですか?
このページは役に立ちましたか?
その他、このページに関してご意見がありましたらご記入ください。
橿原市からの回答が必要な場合は、直接担当課へ連絡されるか、問合せメールフォームでお願いします(こちらに入力されても回答できません)。また、住所、電話番号などの個人情報はこちらには入力しないでください。