今井町絵図

更新日:2023年03月28日

ページID: 3832

(いまいちょうえず)

今井町絵図の詳細
員数 1舗
指定年月日 平成22年6月25日
形状・寸法など 紙本着色
縦150センチメートル・横96センチメートル
年代または時代 江戸時代初期

この絵図は今井の市街地を中心に今井領全域を描くとともに、今井領に接する全ての他領についての支配関係を表示している。
市街地に注目すると、「町筋南北弐町弐拾間」、「町筋東西四町半」と町の規模を示し、「堀幅三間」、「土井幅三間」のように環濠の幅員を明示しています。また町の出入口である9つの門を描き、主要な門には「門、昼夜出入、暮六ツより夜番相改、此給分町より仕候」の付箋が、またそれ以外の門には「門、昼計出入」の付箋がそれぞれ貼付され、門の管理状況が説明されています。
なお、町の東辺中央の門の内側には「高札」が描かれ、往来が頻繁な場であったことを示しています。更に、市街地を構成する6町を色分けにて表示するとともに、町内全ての社寺の主要な建物と籠屋(牢屋)を描き、社寺については、それぞれに付箋が貼付されています。なお、市街地の西北に接したところに「御役屋鋪」と記入された一つの郭をなす区画が表示されていますが、建物は描かれていません。
作成年代については延宝7年(1679年)以降元禄2年(1689年)以前説、あるいは元禄2年3月から同6月説など諸説があります。いずれにせよ、この絵図は最も繁栄した17世紀末頃における代官統治下の今井を考える上で貴重です。

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