百人一首絵馬
(ひゃくにんいっしゅえま)
【市指定文化財】
員数 | 14面 |
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形状・寸法など |
板絵着色、扁額形式
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年代または時代 |
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百人一首絵馬で今日知られる限りでは、京都高雄山神護寺蔵の1707年(宝永4)が最も古いものですが、完形のものは極めて少なく、年代は1世紀以上も新しくはなりますが、本絵馬はまとまって遺されており、完全に近い姿であることに大きな意義があるといえます。
絵馬は、14面からなっており、牟佐坐神社(むさにいますじんじゃ)拝殿の四周に掲げられていたものです。画師は南岳で、箱屋儀兵衛以下6人が世話人となり、氏子中が寄って奉納したもので、氏子の名も人数も知ることができます。
南岳はおそらく三輪南岳英念ではないかと思われます。その伝記について詳しくはわかりませんが、天保年中の画家南岳の絵は、ほかに見瀬八幡宮(みせはちまんぐう)に百人一首絵馬、中曽司磐余神社(なかぞしいわれじんじゃ)の三十六歌仙絵馬があります。
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更新日:2023年03月28日