国分寺 木造十一面観音立像
(こくぶんじ もくぞうじゅういちめんかんのんりゅうぞう)
【重要文化財】
所在 | 八木町 国分寺(非公開) |
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品質・形状・寸法など | 欅(けやき)材・一木造・内刳・着衣 頭上に十一面を戴き、胸前を大きくはだけたゆるやかな法衣を着し、左手を屈臂して水瓶を執り、右手は体側に沿って垂下させ第一指を曲げる。 像高177.5センチメートル、面長15.0センチメートル、面巾15.2センチメートル、耳張18.0センチメートル、面奥20.0センチメートル、肘張46.0センチメートル、裾張41.8センチメートル |
年代または時代 | 平安時代中期 |
細身の像で、眦(まなじり)の吊り上った個性的な表情や、深く刻まれた胸・腹のくびれなど古様な所がみられ、両膝には翻波式衣文(ほんぱしきえもん)が刻まれています。このような特徴から、制作年代は10世紀末から11世紀にかけての頃であると考えられています。

国分寺 木造十一面観音立像
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更新日:2023年03月28日