上田家住宅
(うえだけじゅうたく)
【重要文化財】
所在地 | 今井町 |
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建築年代 | 18世紀中期? |
構造形式 | 桁行13.0メートル、梁間11.0メートル、一部2階、入母屋造 西面および庇付本瓦葺 |
大工町筋の南側に位置し、西面にも道があって角地に建っています。当家は、葛下郡片岡新助の子孫で、1570年(元亀元年)に今井に移住したといわれ、今西・尾崎氏とともに惣年寄(そうどしより)を勤める傍ら、屋号を「壷屋」と称し、江戸時代初期には酒造業も営んでいました。1635年(寛永11年)には有力商家とともに「今井札」を発行する程、優れた経済力を持っていました。道路境より後退して建て、入口を西側に設けるかわった構造となっています。主屋は平入りで、2階の軒は低く、内部は北側に土間、南側は整形6間取りとなっています。今井町での上層町家が発展していたことを示す好例とみられます。
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更新日:2023年06月15日