中橋家住宅
(なかはしけじゅうたく)
【重要文化財】
所在地 | 今井町 |
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建築年代 | 18世紀後期(宝暦~天明?) |
構造形式 | 桁行10.5メートル 梁間10.6メートル、一部2階、切妻造、南面庇付本瓦葺 |
当家は称念寺東方斜め筋向かいの御堂筋北側に面する中規模な民家です。屋号は「米彦」米屋彦六といい、代々米屋を営んでいましたが、幕末には肥料、金物商も合わせて営んでいました。称念寺の1748年(寛延元年)の古図にはこの地に屋敷を構えていますが、現在の建物は構造・手法から18世紀後半頃のものと考えられます。道路に面した側面は白壁、下部板壁となっています。内部は、西側を土間、東側は食い違い6間取りとなっています。土間の西南隅に内部を開放とした「しもみせ」とをとります。当家はかなり進んだ時期の一般的持家層の好例といえましょう。また、正面上部に低い「つし2階」が後に増築されました。
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更新日:2023年03月28日