称念寺本堂

更新日:2023年06月15日

ページID: 3908

(しょうねんじほんどう)

鐘楼と太鼓楼が建っている称念寺本堂を正面から写した写真

【重要文化財】

称念寺本堂の詳細
所在地 今井町
建築年代 17世紀初期
建造形式 桁行19.5メートル、梁間21.4メートル、一重、入母屋造、正面向拝一間、本瓦葺

称念寺は、旧南町、御堂筋の中央部にある浄土真宗本願寺派の寺院で、大和五ヶ所御坊のひとつに数えられ、その寺号は、寺蔵の1600年(慶長5年)の「親鸞上人絵縁起」の裏書に見えるのが初見と見られます。今井町は15世紀後半頃、浄土真宗の進出により、中世末から近世にかけて自治組織を有する「寺内町」として成立したものの、称念寺を中核として町も大きな発展を遂げています。
境内には大規模な本堂が東面し、北側道路に面して鐘楼(しょうろう)表門・太鼓楼(たいころう)が建ち、本堂の南側に庫裡(くり)・客殿が存在しています。本堂は大型真宗本堂の標準的な平面形態を有しています。建立年代は明らかではありませんが、随所に真宗本堂としての初期の手法が見られ、向拝(ごはい)廻りの絵様や海老虹梁(えびこうりょう)の形状も近世のものとしては古風なことから、江戸時代前期の建立と考えられます。

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