旧常福寺表門

更新日:2023年03月28日

ページID: 3819

(きゅうじょうふくじおもてもん)

石造りの灯籠が左右に設置されている、寺の木造の門の写真

【市指定文化財】

旧常福寺表門の詳細
所在地 今井町
建築年代 17世紀初期
構造形式 桁行3.06メートル、梁間2.60メートル、一間薬医門、切妻造、本瓦葺、

旧常福寺観音堂と同じく、明治初年の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)によって現在は廃寺となり、今井町春日講の所有になっています。表門は、境内の東端にあり、春日神社の門を兼ねる一間薬医門(やくいもん)です。建立年代については、確証はありませんが、称念寺蔵の1846年(弘化3)の「社地寺院本末御改帳写」に、常福寺表門、桁行丈間、梁行五尺五寸、瓦葺と記されていますが、虹梁(こうりょう)に彫られた絵様(えよう)、木鼻(きばな)、板蟇股(いたかえるまた)、実肘木(さねひじき)などの形式手法は、少なくとも17世紀初期を降らないものと考えられます。また、大棟(おおむね)鬼瓦に1732年(享保17)、東南隅蓋瓦(ふたかわら)に1772年(明和9)の瓦銘もあり、修理過程も知り得ます。

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