森村家庭園

更新日:2023年03月28日

ページID: 3718

(もりむらけていえん)

1984年(昭和59)3月14日 県指定名勝

重要文化財である森村家住宅の庭園で、指定区域は、敷地総面積2,341.5平方メートルのうち、314.3平方メートルです。
現在の表門から正面の土間部分との間に前庭があり、方形の敷石を並べた通路の両側建物寄りでは、周辺に庭石を廻した築山に植栽を施し、中央部広庭は行事の場として瓦塀で主庭との間を仕切っています。
中潜門(くぐりもん)の内側式台構えの前面から別座敷前面まで大柄な飛石道が続き、式台構えの西脇に袖垣があります。その西側の客座敷(8畳)の前面に景石(けいせき)3個を据え、背後に小山を築き、周辺の植栽は古めかしく、拭板縁先(ふきいたえんさき)には手水鉢(ちょうずばち)の構えがあります。このあたりは、別座敷がその西南部に付設される以前は主庭の中心部であったと思われます。現在石灯籠は前庭部に自然石を積み重ねた俗称化灯籠が1個、主庭部には六角献灯形が5個あります。全体として、京都風の庭作りの影響がうかがわれます。

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奈良県橿原市川西町858-1(歴史に憩う橿原市博物館内)
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