今西家住宅

更新日:2023年06月15日

ページID: 3678

(いまにしけじゅうたく)

【重要文化財】

今西家住宅の詳細
所在地 今井町
建築年 1650年(慶安3)棟札
構造形式 桁行15.9メートル 梁間13.8メートル 一部2階、入母屋造、北面および南面庇付本瓦葺

1566年(永禄9年)十市城主十市遠勝が一族を引き連れて今井に亡命した中の、河合権兵衛清長(後改め今西正冬)が今西家の5代目になります。大阪夏の陣の際に今井町の西端を守ったことから郡山城主松平忠明から今西を名乗るようにすすめられ、代々今井町の惣年寄の筆頭を務めた家です。建物は棟札、鬼瓦銘より1650年(慶安3年)の建設が明らかで、八つ棟(やつむね)造りとも言われています。外観は白漆喰塗籠(しろしっくいぬりこめ)、大棟の両端に段違いに小棟を付け、入母屋造りの破風を前後喰違いに見せ、本瓦葺で、堂々とした城郭風の外観です。内部は広い土間と六間取りの部屋および別棟の角座敷が付属しています。居室と土間境には式台(しきだい)があり、土間をお白州に見立てて簡単な裁きも行われました。

八つ棟造りの今西家住宅をセピア調で斜め方向から写した写真

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