久米寺多宝塔
(くめでらたほうとう)
【重要文化財】
所在地 | 久米町 |
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建築年 | 不明(江戸時代初期?) |
建造形式 | 三間多宝塔、とち葺 |
雷火で消失した当初の塔の代わりとして、京都仁和(にんな)寺から移築され、1985年(昭和60)の解体修理時に現在の場所に移されました。修理に際して、部材からは建立当初の番付(ばんづけ)に加えて、解体時、運搬時の番付などが見つかったことから、移築が裏付けられました。建立年代は、様式手法から江戸時代初期と考えられます。頭貫(かしらぬき)、木鼻(きばな)、須弥壇(しゅみだん)など細部に禅宗様(ぜんしゅうよう)が濃厚です。当初材をよく保持し、京都風のおだやかな手法を持ち、均衡のとれた多宝塔です。
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更新日:2023年03月28日