橿原神宮本殿
(かしはらじんぐうほんでん)
【重要文化財】
所在地 | 久米町 |
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建築年 | 1855年(安政2) |
構造形式 | 桁行五間、梁間二間、一重、入母屋造、檜皮葺 |
もとは京都御所の内侍(ないじ)所でした。柱は円柱で直接桁を受け、組物は用いず、妻飾は扠首組(さすぐみ)とするなど簡素な形式です。面取(めんとり)の二軒の垂木、蔀戸(しとみど)や格子戸の構えなどに宮殿建築としての典雅な趣をみせる建物です。橿原神宮は、神武天皇の陵墓が定められ聖跡顕彰の機運に伴って1891年(明治23)に創立されました。本殿は京都御所の内侍(ないじ)所でありました。広い神域には、柳本藩織田家屋敷の表向の御殿であった旧織田屋形(橿原神宮文華殿)もあります。

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更新日:2023年03月28日