河合源七郎家住宅

更新日:2023年06月15日

ページID: 3628

(かわいげんしちろうけじゅうたく)

手前に自転車が3台停まっている二重の瓦屋根の和風住宅の写真

【登録有形文化財】

河合源七郎家住宅の詳細
所在地 北八木町
建築年代 19世紀後半
構造形式 (主屋)桁行7.90メートル、梁間12.84メートル、二階建、切妻造(北面入母屋造)、西・東側庇付、桟瓦葺

当家のある八木地区は古代からの幹線道路である「下ッ道(しもつみち)」と「横大路(よこおおじ)」の交差点である「札の辻」を中心に、古代から近世・近代までの伊勢神宮への「おかげ参り」をはじめとする交通・商業の要衝として賑わった界隈です。
河合源七郎家住宅は、この「札の辻(ふだのつじ)」の北側にあり、同じく登録文化財である、河合鋭治家住宅の南側に位置しています。現在の所有者である3代目河合源七郎の祖父、初代源七郎によって明治20年代後半に町家として主屋を建築、さらに大正時代に主屋の東側に離れ座敷や茶室が増築されました。建物群は「下ッ道」に内蔵(うちぐら)・主屋が西面し、内蔵の南側に貴賓口(きひんぐち)、主屋の南側に高い境界塀が道路に面して配置されています。
主屋は東側に奥深く続き、その背面、庭を挟んで、離れ座敷と茶室が配されています。茶室の南側には外蔵(そとぐら)が配されています。旧街道に面して、蔵の妻面、「貴賓口」をはさんで重厚な「出桁(でげた)造」・漆喰塗込(しっくいぬりごめ)の主屋、高い境界塀と、その変化のある外観は、町の景観構成に深く寄与しており、北隣の河合鋭治家住宅と並ぶ姿は八木の町の歴史的景観を形成する重要な要素となっています。  

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