藤原宮に運ばれた諸国の名産品
藤原宮には、税としてとりたてられた諸国の名産品が集まってきました。これらは、天皇の生活や国の事業に使ったり、役人の給料の支払いに使われました。
これらの税は、まず、各地で俵や籠(かご)に詰めて荷造りした後、役人に引率された農民が都まで運んできました。それぞれの荷物には、税を納めた人の名前や住所、税の品目と量、日付などが書かれた木簡(もっかん)がつけられていました。
各地から運ばれてきた名産品を並べてみましょう。炭、芝(しば)、藍(あい)、キキョウ、大黄(だいおう)、米、大豆、小豆、大根、塩、ごま油、猪肉、鹿肉、ワカメ、ノリ、フナ、タイ、アワビ、イカ、スズキ…まだまだ沢山あります。まるで百貨店のようですね。
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更新日:2023年03月28日