橿原遺跡 出土品
(かしはらいせき しゅつどひん)
【重要文化財】
橿原遺跡から出土した主な土器は、縄文時代晩期前葉~末にかけてのものです。なかでも「橿原式文様」と呼ばれる土器は、晩期の基準資料にもなっています。在地の土器以外に、東北地方中心に分布する大洞式系土器が出土しており、当時の交流の広さを窺うことができます。また、土偶は200点近く出土しており、西日本で突出した出土量を誇ります。この他、土製品・石器・骨格牙製品など出土遺物も豊富で、縄文時代晩期の文化を考える上で非常に価値が高いことから、出土遺物のうち1,225点が国の重要文化財に指定されています。

橿原遺跡出土遺物
橿原式土器(上) 大洞系土器(下)
奈良県立橿原考古学研究所附属博物館蔵
この記事に関するお問い合わせ先
文化財保存活用課
奈良県橿原市川西町858-1(歴史に憩う橿原市博物館内)
電話:0744-47-1315
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更新日:2023年03月28日