東坊城遺跡
(ひがしぼうじょういせき)
東坊城遺跡は橿原市の西方、坊城駅から西南に約300メートル、曽我川左岸に立地する古墳時代の集落遺跡です。集落を巡る濠であったと考えられる大溝から、土師器、初期須恵器、韓式系土器のほか、鋳造鉄斧(ちゅうぞうてっぷ)・鉄滓(てっさい)・鞴(ふいご)の羽口(はぐち)などの鍛冶(かじ)関連遺物、‘はたおり‘機具の部品が出土しています。さらに、手づくねの土器や、勾玉・管玉の滑石製模造品といった祭祀用と考えられる遺物も出土しています。
東坊城遺跡は、生産活動に関する遺物や祭祀を行うための遺物など、集落における生活の一端を窺い知ることができる遺跡なのです。

航空写真

”はたおり”機具の出土状況
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奈良県橿原市川西町858-1(歴史に憩う橿原市博物館内)
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更新日:2023年03月28日