新沢千塚500号墳

更新日:2023年03月28日

ページID: 3852

(にいざわせんづか500ごうふん)

500号墳は4世紀の終わり頃に築かれた古墳です。古墳群の中でも最も古い時期に築かれた古墳のひとつとして知られています。500号墳は史跡指定地(丘陵の北端部。もっとも多く古墳が存在している地域)から南西に1キロメートルほど離れた橿原市一町の丘陵上に築かれています。
全長約62メートルの前方後円墳で、埋葬施設は後円部に粘土槨(ねんどかく)2基、くびれ部に粘土槨1基と埴輪円筒棺(はにわえんとうかん)1基、前方部に粘土槨1基がそれぞれあります。後円部の粘土槨のうち、副葬品埋納用と考えられる副槨(ふくかく)は未盗掘で、三角縁神獣鏡や「八ツ手葉形銅製品」(やつでばがたどうせいひん)と呼ばれる懸垂鏡を含む6面の鏡をはじめ、筒形銅器、銅釧、石製腕飾類、方形板革綴短甲、武器、玉類、農工具など、豊富な副葬品が出土しています。

勾玉や石製腕飾製品、筒形銅器、鏡など、新沢千塚500号墳で出土された副葬品一覧を写した写真

奈良県立橿原考古学研究所附属博物館蔵

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文化財保存活用課
奈良県橿原市川西町858-1(歴史に憩う橿原市博物館内)
電話:0744-47-1315
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