絵で見る人権
あっ!このマークは?!

あっ!このマークは?!
皆さんはご存知でしょうか?
- 国際シンボルマーク
車いす使用者だけを示すものではありません。
すべての障がいのある人々が利用できる建築物や施設、公共輸送機関であることを明確に示す、全世界共通のマークです。 - ほじょ犬マーク
ほじょ犬はペットではなく大切なパートナー
「身体障害者補助犬法」により、公共施設や公共機関だけでなく、デパートやスーパー、ホテル、飲食店などの一般的な施設でもほじょ犬(盲導犬、介護犬、聴導犬)を同伴して利用できます。 - 車に表示する身体障害者標識(障害者マーク)
ドライバーの皆さん、やさしい心遣いを
このマークは、初心者マークや高齢者マークと同じように、肢体不自由の人が車を運転する際、周囲の人々に安全運転を呼びかけています。 - レッドリボン(赤いリボン)
エイズに苦しむ人を差別しないというメッセージ
レッドリボンは、いわば「HIV感染者やエイズ患者を差別しない、偏見を持たない」という明確な意思表示です。 - 耳のシンボルマーク
耳が不自由な方に対し、ごく自然に接するために
このマークは、耳が聞こえない、聞きづらい人が、周囲から誤解や不利益をこうむらないように定められています。
福祉から人権へ

「お年寄りや身体の不自由な人に、皆さんの温かなご協力をお願いします」とアナウンスしているシルバーシート。
公共交通機関の各社と障がい者団体の会合で、「あのー『温かな』は要らないんじゃない」と発言したら、
参加したA鉄道は「皆さんのご協力を…」と、すぐ改めた。
やがて、A鉄道はシルバーシートも廃止に踏み切った。
「すべての座席がそうあってほしいから」と。
犬も食わない?!

久しぶりに激しい夫婦ゲンカになって頭の中が真っ白。
「古い話まで持ち出して。だから女はいやなんだよ、ねっちこくて」
「なによ、あんたこそグチグチ言って。男らしくないわね」
「なにィ、『男らしく』って何だよ。ふだん男女平等って言ってるくせに」
「あ~ら、『女はねっちこい』って言ったの誰よ。決めつけないで!」
あ~ぁ、下火になりかかったケンカが再燃し始めた。
女らしくって何?男らしくって何?
名前は、その人の人格

ゆっくり、危なっかしく歩いている白髪の人に出会って、
「おじいちゃん、だいじょうぶですかぁ」
と声をかけた(親切のつもりで)。
「どなたですか?私を『おじいちゃん』と呼ぶなんて…」
と言われてドキッ。
また別の日、近所の年配の女性に「おばあさん、お元気?」
と声をかけてしまった。
「わたしは山本良子です」と、きっぱり言われて、
「週一回来てくれるヘルパーの田中さんは、
おばあさんじゃなくて『山本さん』って呼んでくれてるわ」と、
ニッコリ笑われた。
違いが見えない

街角で車椅子の青年に出会って、
「車いす、押しましょうか?」と話しかけたら、
「おー、ありがとう。この坂は急だから助かったぁ」と。
車いすを押しながら、ちょっと励ましたくなって…
「パラリンピックにでも出ればいいのに」と言ったら、
「じゃあ、あなたもオリンピックをめざしているの?」
と切り返された。
「あっ、そうだよね。障がい者は頑張れば
みんなパラリンピックに、と思ってた」
「人は誰でも得手、不得手があって、いろいろなんですよ」
あ~差別は根が深い

「人間はみな平等や。俺は絶対に人を差別せん」と豪語している友がいた。
二人きょうだいの姉に結婚話が…
幸せを願った彼は、相手の身元調査に奔走したそうな。
「家柄は?」「親の仕事は?」と。
ある家の玄関の「身元調査お断り」のステッカーに、ハッと我に返ってという。
「思わずやっちゃった。頭と体は別だったんだよね」と言った。
やさしい街づくり

地図を広げて道を探している外国人が声をかけてきた。
「Can you speak English?」(英語話せますか?)
英語の苦手な私は「オー、ノー!」と逃げ出した。
そんな私の背中に
「日本語、少しできます」と言う彼の声が…
初めて日本に来た人たちに分かりやすい街にしたいなぁ。
わたしにあった・まだあった・こんなこと!

こんな考え方などは、打ち返してしまいましょう。
- 「しっかり勉強しないと、ろくな仕事に就けませんよ。」
と言い聞かせる親。
社会の中で働くことの尊さは… - 「女のくせに…。」よく聞く言葉です。
女性の能力や人権の尊重は… - 障がいのある人を、じりじり見たり、避けたりしていませんか。
人間の尊さとふれあいは…」 - 「年寄りは口を出すな…。」と言うことはありませんか。
家族や社会を築いた努力と経験は… - 「あそこの家柄は…。」とか「よそ者のくせに…。」こんなことを耳にします。
因縁や偏見が差別をささえるのでは… - 「人が笑いますよ。」「人が見ていますよ。」と言う親。
世間体より自らの努力の問題では…
ジェンダー・チェック

「男女平等?そんなことわかってるよ」と思っていても、客観的に見ると実はまだまだだったりするもの。自分では気づかない、あなたの心の「男女共同参画度」をチェックしてみませんか?
この記事に関するお問い合わせ先
人権政策課
奈良県橿原市内膳町1-6-8(かしはらナビプラザ)
電話:0744-21-1090
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更新日:2024年08月30日