部活動地域移行Q&Aのページ
保護者様向け

1.全体的なこと
今ある部活動は、すべて地域クラブ活動になっていきますか?
少子化により、中学生の数が減っています。部員が減少している部活動もあります。子どものニーズをしっかりとらえながら、担い手を広く募ることで、可能な限り、今の部活動の活動を地域クラブ活動として移行していけるよう努めていきます。今後、担い手を広く募っていくことで、部活動にない種目の地域クラブ活動が現れるよう努めていきます。
但し、子どものニーズ・担い手がない場合、地域クラブ活動がない種目がでてくることも考えられます。
これまで土日に開催されていた練習試合や大会などの公式戦は今後どのように行われるのでしょうか?
休日の公式戦や練習試合については、令和7年度は従来通りです。令和8年度以降も公式戦については従来通りに行われますが、教員の指導による休日の練習や練習試合については、できなくなります。
平日中学校で行われる部活動に参加しているだけで、土日の活動に参加していないと大会に出場できないなどの不利益は生じますか?
平日と休日の活動を違うものを選んだ場合、試合やイベントなどはどうなりますか?
平日と休日で違う活動をしていても、平日のみ部活動に参加していても、条件が整えば試合に出ることは可能です。競技にもよりますが、学校単位でどちらかの活動の試合に出てもらうことになります。また、地域クラブの参加の可否による公立高校の入学者選抜への影響はありません。
地域移行に伴う中学校体育連盟との位置づけ、公式戦における参加登録のあり方など、中学校団体とするのかクラブチームとするのか明確化してほしい。
試合が無くなれば子どもたちのモチベーションも下がり何のために部活動をするのか目的を見失ってしまうのではないでしょうか?
中学校体育連盟等の公式戦については、地域クラブでの参加は、厳しい条件がある競技もありますので、中学校単位での試合出場が望ましいと考えています。
大会のあり方については、中学校体育連盟が所管していますので、情報を収集して対応していきます。
部活動の公式試合は、基本土日に行われており、各学校のユニフォームを着用し大会に出ていますが、地域クラブとして出場するのですか?
令和7年度は大会がある場合は、学校の部活動で参加する予定ですので、ユニフォームも学校のユニフォームを着用します。また、従来通り教員が引率する予定です。
今後先生方の引率がないとなると、各学校の持ち物(ボール、テント、氷、など)は、子ども達が各自持参するしかなくなるのでしょうか?
これまで学校部活動の顧問の教員に依存していたことが多くあり、専門外の教員にとっては大きな負担になっていました。大会に出場する上で付属する細かなことも含めて、今後保護者の方々と一緒に考えていかなければならないと考えています。
市としましては、子どもたちの従来の活動を持続可能な形で維持するため、子どもたちにとってよりよい地域移行を目指し取り組んでまいります。
先生方の部活動のみの兼業としてお給料制は無理があるのでしょうか?
教員の部活動のみの兼業としての給料制は現状では難しいです。現在、休日の部活動指導に対して特業手当が支払われていますが、奈良県は特業手当を廃止する方針です。
今後平日の部活動はどうなるのでしょうか?
国は平日の部活動についても、徐々に地域移行していくようにとの方針を示しています。橿原市では令和7年度に実証事業を行い、令和8年度からは休日の部活動を廃止することは決定しています。今後平日の部活動についても地域クラブ活動への移行を検討していくことになります。
休日の地域移行を行う事で、練習試合が出来なくなり部活動における子どもの成長機会や、同期や先輩・後輩との関わりが失われる可能性についての見解は?
令和7年度は従来通り実施できます。令和8年度から休日の学校部活動は、廃止することになりますが、平日の学校部活動は、継続して実施します。今後も平日の部活動において、異年齢との交流の中で、生徒同士や教員と生徒等の人間関係の構築を図ったり、生徒自身が活動を通して自己肯定感を高めたりするなど、学校教育の一環として大切にしたいと考えています。また、地域クラブ活動も部活動の意義を継承し、持続可能で多様なスポーツ文化環境の整備を目指します。
部活動と地域クラブ活動の選択の仕方について教えてください。
以下の3つのパターンが想定されます。
1.平日は部活動に参加し、休日は地域クラブ活動に参加する。
2.平日は部活動に参加し、休日は地域クラブ活動に参加しない。
3.平日は部活動に参加せず、休日のみ地域クラブ活動に参加する。
他には、平日にスポーツ活動もしくは文化活動に参加し、休日に文化活動もしくはスポーツ活動に参加したり、平日と休日に異なるスポーツ活動に参加したりと多様な選択ができます。
地域クラブを2つ以上選択することはできますか。
地域クラブの2つ以上の選択については令和7年度の実証事業では難しいと考えています。今後、大会参加や主催団体のルール等を精査し検討していきたいと思います。
部活動が3年生の最後の大会をもって活動を休止するように、地域クラブ活動も3年生は夏以降に活動を休止になりますか。
地域クラブ活動は、個人が活動を選択します。夏以降も活動を続けるのか、進路に向かって一旦休止するのかは、それぞれの自由です。家族や学校の先生とよく相談し決めていただくのが良いと思います。
2.入会まで
どういった指導者が教えているか、事前に知りたいのですがどうすればいいですか?
令和7年度については、兼職兼業の教員が中心です。今後も地域クラブ活動がどういう方針で活動をしているのか、どういう指導者がいるのかについて橿原市の公式サイトでわかりやすく情報発信していく予定です。
どういった地域クラブ活動が、いつどこで活動しているかのラインナップのようなものはありますか?
令和7年度については、説明会資料のとおりです。今後、受け皿となる団体や指導者の登録状況を踏まえ橿原市の公式サイトで随時お知らせする予定です。
体験することはできますか?体験期間や受付についてはどうなりますか?
令和7年度の実証事業については6月から体験会を順次開催する予定です。令和8年度に向けては地域クラブ活動に対し、十分な体験期間を設けるようなしくみづくりを検討しています。なお、体験会への参加は事前申し込みが必要になります。体験会の事前申し込みや日程等詳細についてはコチラをご覧ください。
部活動の入部届のような手続きについて
部活動と地域クラブ活動は、別のものとなります。例えば平日と休日に同じ競技を活動を希望する場合も、それぞれに入部届や参加届を提出していただくことになります。
3.実証事業について
移行期間である令和7年度の学校部活動と地域クラブ活動の両立は可能であるのか?
平日の部活動と休日の地域クラブ活動で同じ競技を選択した場合、指導の連携はどうなるのか?
平日の学校部活動と休日の地域クラブ活動の両立は可能です。兼職兼業の教員の力も借りながら、平日と休日の連携も取れるように検討しています。
令和7年度の実証事業にあっては、子どもたちの混乱が起こらないように配慮して、競技種目や指導者を考えてきました。令和8年度以降についても、平日と休日に指導者の連携が図れるように工夫をしていきたいと考えてます。
実証事業の具体的なスケジュールをご提示ください。
現状、活動している学校の部活動とは別に活動しているクラブチーム(ポルベニルカシハラスポーツクラブや香久山ビッグメイツなど)とは別で新たな地域クラブ活動を立ち上げる構想でしょうか?
指導者を確保していく上でも活発で人気があり強いクラブチームを活用していくお考えはありますか?
スケジュールについては、説明会資料の資料2、資料3、資料4のとおりです。
部活動とは別に活動しているクラブチームもいくつか実証事業の地域クラブ活動の受け皿となってくださっています。今後その他のクラブチーム等も受け皿として、子ども達の選択肢を増やせるように努めていきます。
地域クラブ活動の保険加入について教えてください。
学校の保険(日本スポーツ振興センター災害共済給付制度)とは別に、公益財団法人スポーツ安全協会のスポーツ安全保険に加入する予定をしています。掛金については、令和7年度の実証事業については市が負担します。令和8年度以降は受益者負担額の中に含む予定をしています。
活動中や移動中にケガをした時の対応はどうなりますか?
軽度の場合は応急処置を行います。重度の場合は速やかに保護者に連絡するとともに救急搬送を依頼します。
また、ケガに備えて、医療費等をカバーするスポーツ安全保険に加入します。
何時ぐらいに終了しますか?
現在検討していますが、子どもの安全に配慮した時間設定となるよう調整しています。
令和7年度の費用負担について教えてください。
令和7年度の実証事業については、参加費用や保険費用の負担はありません。ただし個人で使用するシューズやラケットなどは自己負担となります。令和8年度以降は、会費等の受益者負担を検討しています。
安全面での配慮について教えてください。
安全面については、活動場所への移動も含めたスポーツ安全保険に加入するのはもちろんのこと、部活動と同じように指導者が安全に配慮して活動を行います。なお、校区外の活動場所に移動する場合は、その手段について各自で検討していただくことになります。
活動場所について教えてください。
基本的に募集の際に告知した場所での活動を予定していますが、諸事情により活動場所が変わる可能性はあります。
生徒間トラブルがあった場合の対応はどうなりますか?
令和7年度については、兼職兼業の教員の力も借りながら、平日と休日の連携を取り、生徒間トラブルにも対応します。令和8年度以降についても、生徒間トラブルに対応できるよう配慮して検討していきます。
経験者と初心者が同じ空間で活動することは大丈夫ですか?
学校部活動でも同様のことはあります。兼職兼業の教員が指導する場合は既に経験済のケースです。また、地域の指導者の場合もそれぞれの競技の専門家であるので心配ないと考えます。
地域クラブ活動(実証事業)が9月スタートと説明があったが、3年生はどうなるのか。
令和7年度の4月から8月ごろまでの期間は、従来通り平日休日ともに学校部活動での活動となります。中学3年生の最後の大会、コンクールまでは(学校の実情に応じて)部活動を継続できます。9月スタートには2つの理由があります。3年生が4月から最後の大会まで混乱しないようにということと、1年生が入学後、活動を始めるまでの手続き等に時間がかかること、以上のことから9月にスタートさせることが適当であると考えています。
その他のご質問
地域移行に関していただいたご質問について、回答を追加していく予定です。
なお、回答は現時点でのものになります。内容については今後、変更が生じる可能性があることを申し添えます。
この記事に関するお問い合わせ先
スポーツ推進課
奈良県橿原市畝傍町9-1(保健センター)
電話:0744-29-8019
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更新日:2025年05月02日