歯科心身症をご存知ですか?
仕事のストレスで胃が痛くなるなどのケースはよく知られていますが、そのストレスが歯や口腔内に痛みとして現れる、これが「歯科心身症」です。
「歯の治療をしてから舌がピリピリと痛む」「入れ歯が合わなくて不安で仕方ない」または「治療が終わっても歯の咬み合わせがよくならない」など、むし歯や歯周病の治療をしてもこのような症状が続く場合、「歯科心身症」が疑われます。
特に多い症状に「舌痛症」(ぜっつうしょう)があります。舌がやけどをしたようなピリピリする痛みやしびれがあるものの、医療機関を受診しても口腔内や歯には異常が認められず検査をしても異常はない。そのため精神的な問題と思われることも多いようですが、最近では、舌痛症は「神経痛」に近い病気で、痛みを伝達し知覚する脳内の神経回路に混線が生じていると考えられています。
確固たる治療法は確立されていませんが、抗うつ薬による治療で舌の痛みが軽減していくケースもあります。
橿原市歯科医師会
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更新日:2023年03月28日