麻しん(はしか)に注意してください!
現在、海外における麻しんの流行に伴い、インドネシアをはじめとする諸外国を推定感染地域とする輸入症例の報告が増加しているとともに、渡航歴のない麻しん症例も報告されています。今後、輸入症例がさらに増加することや、移動が増えたり不特定多数が集まるイベントなどが数多く開催される時期を迎え、さらなる感染拡大が懸念されます。

麻しんとは?
麻しんは、麻しんウイルスの感染により起こる全身感染症です。感染力が非常に強く、免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症すると言われています。脳炎や中耳炎を合併することがあり、患者1,000人に1人程度の割合で肺炎を発症することもあります。
症状・経過
・潜伏期間:約10~12日(最大21日間)
・カタル期(2~4日):38℃前後の発熱やカタル症状(咳、鼻汁、くしゃみなどの上気道症状と眼球結膜の充血、目やになどの結膜炎症状)が次第に増強していきます。2~3日発熱が続いてから、頬粘膜にコプリック斑(やや隆起した1mm程度の白い斑点)が出現します。
・発疹期(3~4日):一度下降した発熱が再び高熱(39~40℃)となり、全身に発疹が現れます。発疹は耳の後ろから顔、体幹、手足の順に拡がります。
・回復期(7~9日):熱は次第に下がり、全身に拡がった発疹は3~4日程度で色素沈着を残して消退します。
※修飾麻しん:麻しんウイルスの感染に対する免疫が不十分な場合は、上記のような麻しんの典型的な症状がみられず、微熱、発熱期間が短い、カタル症状を認めない、限局性の発疹などの症状であることがあります。
感染経路
空気感染、飛沫感染、接触感染であり、感染力が高いことが特徴です。
・発症1日前から解熱後3日を経過するまで、他者へ感染させる可能性があります。麻しんに対する免疫がない集団のなかで1人の発症者がいると、周囲の12~14人が感染するとされています。
麻しんの症状が疑われる場合の対応について
体温が37.5℃以上になった場合や麻しんが疑われる症状が現れた場合は、必ず事前に医療機関に連絡し、麻しんに感染しているかもしれないことを伝えた上で、指示に従い受診してください。連絡なしでの受診は絶対にしないでください。
また、周囲に感染を広げないよう、受診する際にはマスクを着用し、公共交通機関の利用は避けてください。
麻しんの予防接種について
麻しんは感染力が強く空気感染することもあるため、手洗い・マスク着用だけでは予防できません。予防接種が有効です。
・予防接種法に基づく定期予防接種の対象の方(第1期 1歳児、第2期 就学前1年間にある方)は期間内の早めの接種を検討しましょう。
・海外に渡航予定の方、医療従事者など感染した場合に影響が大きいと考えられる方などは、麻しんの予防接種を母子健康手帳などで確認しましょう。過去に1回も予防接種を受けていない方や、接種歴が1回のみの方は、接種を検討してください。
※定期予防接種の対象外となる方は任意予防接種となります。(費用は全額自己負担)ワクチンの供給状況によっては、定期予防接種が優先となる場合があります。
この記事に関するお問い合わせ先
健康増進課
奈良県橿原市畝傍町9-1(保健センター)
電話:0744-22-8331
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更新日:2026年05月01日