東京都から移住された遊佐さん

ご主人が東京都からの移住者である遊佐さんご家族。ご結婚を機に、住まいを今井町に移されました。
オレンジ色の街灯が醸す幻想的な町の中に住む

私は東京生まれで、橿原市には12年前に移住してきました。結婚を機に、江戸時代の町並みが残っている日本最大級の重要伝統的建造物群保存地区である今井町に住み始め、今は妻と4歳と1歳の息子がいます。
橿原市に住み始めた後に今井町を知り、もともと歴史的な建物が好きだったので、いつか住んでみたいと憧れていました。今井町は、町全体の建物に統一感があって、醸し出す雰囲気が素晴らしい。夜歩いていると街路灯のオレンジ色の光が温かく灯っていて、幻想的です。ドラマの撮影でもよく使われていて、近くで撮影があるたびに特別感を感じます。
心の距離が近いのが好きならばオススメ

今井町は、人が温かくて住みやすい町だと感じています。昔ながらのコミュニティが残っている町で、困ったら助けてくれる優しい方ばかりです。町家は塀がないので家と家の距離が近く、シェアハウスのような雰囲気があります。木造だと音が結構聞こえてしまうので、子どもが泣いている時は大丈夫?と近所の方が様子を見に来てくださいます。特に引っ越してきた当初は、近所の方々には本当に助けていただきました。
ここなら安心/子育て世帯に優しいエリア
今井町には地域全体で子どもを見守っていこうという考え方があって、とても子育てに優しい町です。今井町の町中は道が細く、車通りも少ないし、そういった意味でも家の近くで遊ばせやすいですね。
困ったときの託児所なども充実していて、私達がよく利用するのはキッズサポート「ゆりかご」。今井町の古民家の中にある一時預かりの施設です。保育士などの資格を持った方々が子どもたちを見てくれるので安心ですし、前日でも予約が取れるので重宝しています。


移住者を増やしたい/今井町の葛藤と挑戦
私は現在、今井町の町並みの再生に取り組むNPO法人の副理事長をしています。今井町は実は人気のエリアで、住みたいというお問い合わせを多くいただきます。一方で、ご紹介できる建物が圧倒的に少ないのが現状です。空き家自体は80軒以上あるのですが、管理の問題でリフォームが必要だったり、オーナーの方との話し合いが必要だったり、様々な問題があります。
今井町は江戸時代には約4,400人が住んでいた場所です。それが、現在は1,300人ほど。移住者を増やすことで、町が活性化し、歴史を継承しながら美しくなっていく。そんな未来を作っていきたいと思っています。
支えあい、繋いでいく/未来の移住者へ
私達はこの今井町の空き家の問題に一つ一つに取り組み、住める家を増やしていきます。そして、移住してきてくれた方が住みやすいように、移住者同士が触れ合えるコミュニティを作ろうと動いています。興味がある方は、ぜひ見学会にいらっしゃってください。お待ちしております。
インタビュー動画
この記事に関するお問い合わせ先
地域振興課
奈良県橿原市八木町1-1-18(市役所本庁舎)
電話:0744-21-1117
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更新日:2024年05月24日