振り込め詐欺多発警報発令中!
奈良県では、2012年4月に入ってから振り込め詐欺が多発し、昨年を大幅に上回る被害が発生していることを受け、振り込め詐欺多発警報が5月9日に発令されました。
市民の皆さんの財産を狙い、家族や公共機関の職員などを装った振り込め詐欺などの被害が多発し、特に高齢者の方々の被害が急増しています。
うまい話には危険が潜んでいます。だまされない自信があっても、危ない話には近づかない、不審に思ったときは、すぐ誰かに相談するようにしてください。
多発している振り込め詐欺に歯止めをかけ、地域ぐるみで犯罪抑止につなげるため、市民の皆さんのご協力をお願いします。
振り込め詐欺多発警報発令文書(PDF:34KB) (PDFファイル: 33.9KB)
「やまとの安全」(知事による振り込め詐欺多発警報が発令!)(PDF:809KB) (PDFファイル: 808.2KB)
「やまとの安全」(STOP!詐欺事件【4コマ劇場】)(PDF:1,661KB) (PDFファイル: 1.7MB)
その電話、振り込め詐欺と違いますか?

最近では、「携帯電話を落として電話番号が変わった」、「電車にかばんを忘れた」、「女性を妊娠させたので示談金が必要」というようなダマシの電話から、息子や孫ではなく、第三者が直接現金を受け取りにくる詐欺事件が急増しています。このような電話がかかってきたら、以前から登録していた電話番号に電話するなどして必ず確認してください。

また、医療費などの還付金の受け取りのためにATMに行って操作してもらうことや、警察官や銀行協会などが直接キャッシュカードを引き取りにいくことは絶対にありません。このような電話がかかってきたら詐欺だと考えましょう。
- (注意)ATMでは、自分が操作して、相手から自分の口座に入金させることは、できません。
- (注意)公的機関がお金を還付するためにATMへ行くように指示することは絶対にありません。「携帯電話を持ってATMへ」と言われたら詐欺です。絶対に行かないでください。
私は大丈夫!あなたの大丈夫は、本当に大丈夫?
「私は大丈夫!」これは「楽観バイアス」とも言われ、「都合が悪い事態は考えない」という人間の心理からくると言われています。「私は絶対大丈夫!」ほんとうに大丈夫ですか?
相次ぐ詐欺事件に騙されないために、日ごろから家族などの身近な人と話し合い、緊急時の連絡先や合言葉などを決めておいたり、相談できる人との「絆」を深めておきましょう。
ストップ振り込め詐欺!駅前で街頭啓発を実施
橿原市では、急増する振り込め詐欺への警戒を市民の皆さんに呼びかけるため、市民協働課(橿原市消費生活センター)、危機管理課、橿原警察署、八木駅交番、市民活動団体などの連携により、近鉄八木駅周辺で街頭啓発活動を実施しています。
平成26年5月8日(木曜日)消費者月間街頭啓発



平成25年5月28日(火曜日)消費者月間街頭啓発



平成25年12月13日(金曜日)歳末啓発キャンペーン





こんな電話に注意してください。
- 風邪をひいたので声が少し変わってる。
- 電話番号が変わった。
- 交通事故を起こしたのですぐにお金を用意してほしい。
- このことは誰にも言わないように
- 夫のいる女性と関係ができて妊娠させてしまった。夫から和解金を出さないと訴訟を起こすといわれているのでお金を用意してほしい。
- 銀行でお金をおろすとき、「リフォームに使うお金」というように。
- 社会保険事務所と名乗る者から医療費を還付しますので銀行(コンビニ)のATM機の方に行ってください。
- 警察官、弁護士と名乗る者が慰謝料の話をする。
未然防止のために
身内の方とは、あらかじめ「電話での呼びかけ方」や「合言葉」を決めておいたり、日ごろから家族と「お金を借りる時は電話ではしない」などと話しておくようにしましょう。
自分ひとりで判断せず、必ず家族や身近な人に相談するようにしましょう。少しでも不振な点があれば、最寄の警察署などに連絡してください。
最近の振り込め詐欺の事例
振り込ませない「オレオレ詐欺」の手口が増えています
「オレオレ詐欺」は、子や孫、会社の同僚などを装って電話をかけ、「会社のお金を横領した」「株取引で失敗して借金をした」など家族の一大事を伝え、示談金や借金などの返済のためにお金が必要だなどとうそをつき、指定した口座にお金を振り込ませるなどの手口による詐欺です。
最近では、子や孫などを装って電話をかけ、金融機関でお金を振り込ませる手口に加え、現金をレターパックや宅配便などで送付させる手口や、特に、次のように自宅まで犯人が直接現金などを取りに来る手口が増えていますので、ご注意ください。
こんな手口にご注意ください
第三者が現金を受け取りに来るケース

子や孫などを装って事前に「携帯電話番号が変わった」などと電話をかけて、犯人の電話番号を登録させ、後日、再び電話をかけて「会社の金を横領した」「株取引で失敗して借金をした」さらに「代わりに上司や同僚が取りに行く」などと言って、現金を直接被害者の自宅まで取りに来るという手口です。
「電話番号が変わった」という電話は詐欺です!
警察官などを装ってキャッシュカードや通帳を受け取りに来るケース
警察官や金融機関の職員を名乗り、「あなたの口座が犯罪に使用されています。新しいカードに変更するため、銀行協会の者がカードを受け取りにご自宅にうかがいます」「暗証番号を教えてください」などと電話をかけ、その後、銀行協会職員を装って自宅を訪ねてきて、キャッシュカードを受け取り、コンビニエンスストアのATMなどから現金を引き出すという手口です。
「カード預かります」という電話は詐欺です!
被害に遭わないための注意点

- 「電話番号が変わった」という電話がかかってきたら要注意。「元の電話番号にかけ直す」「誰かに相談する」「すぐに振り込まない」など、十分気をつけましょう。
- 相手がどのような身分を名乗ったとしても、突然、電話をかけてきて、現金の振り込みや手渡しなどを要求する場合は、「オレオレ詐欺」を疑うこと。そのような電話があっても、お金を振り込んだり、身内以外の者にお金を渡したりすることは絶対にせず、家族や警察に相談しましょう。
- 警察官や銀行協会職員などがキャッシュカードを預かることは絶対にありません。相手が行政や金融機関の職員を名乗った場合でも、キャッシュカードや通帳を渡したり、暗証番号を教えたりすることは、絶対しないでください。
- 宅配便や、ゆうパック、レターパックなどで、現金を送ることはできません。これらでお金を送るよう頼まれても、絶対しないでください。
- ふだんから家族でオレオレ詐欺について話し合い、事前に「電話での呼び掛け方」や「合い言葉」を決めておき、または「電話で『お金を貸して』と頼んだりしない」ことを約束しておくなどして犯人からの電話に備えてください。
- 在宅時であっても常に留守番電話に設定しておき、着信時の電話番号に心当たりがない場合は電話に出ないようにすることも被害防止に大きな効果があります。
困ったとき、被害に遭ったときは警察などに相談を
万一、振り込んでしまった場合は、直ちに、警察や金融機関に連絡してください。犯人がお金を引き出す前に口座を凍結することができれば、「振り込め詐欺救済法」に基づき、振り込んだ口座の残高や被害額に応じて、返金を受けられる可能性があります。万が一、振り込め詐欺などの被害にあってしまった場合は、まずは警察に、その後速やかに振込先の金融機関に連絡をしてください。ヤミ金融や未公開株詐欺などの被害についても、振込みにより被害が発生した場合は法が適用されます。



振り込め詐欺の被害に遭ったときや、被害に遭わなくても不審な電話やメールを受け取ったときには、110番通報または最寄りの警察署、消費生活センターなどに相談してください。警察総合相談電話も開設されています。
警察総合相談(電話番号:局番なし#9110)
(補足)最寄りの都道府県警察署につながります。
(注意)ダイヤル回線・一部のIP電話で不通の場合は、都道府県警察の相談窓口へご連絡ください。
振り込め詐欺の被害に遭わないためには、その手口を知っておくことが重要です。最新情報をチェックして、振り込め詐欺にだまされないようにしましょう。
(補足)事例出展:政府広報オンライン
この記事に関するお問い合わせ先
市民協働課(自治振興・生活安全担当)
奈良県橿原市八木町1-1-18(市役所本庁舎)
電話:0744-47-2638
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更新日:2023年03月28日