クリックしただけでいきなり料金請求(ワンクリック詐欺)
ワンクリック不正請求に関する相談が急増しています。「ワンクリック不正請求」とは、アダルトサイトなどで無料の動画を見ようと画像をクリックして、次へ次へと進んで行った利用者に対し、ウェブサイト運営者が利用者の意思に反して『会員登録』を行い、料金を請求する手口です。
事例
パソコンでネットサーフィン中にアダルトサイトを見つけた。トップ画面の女性の画像をクリックしたとたん、「ご登録ありがとうございました。IPアドレス、プロバイダ情報で登録させていただき、入会手続を完了しました。3日以内に4万円を振り込んでください」と請求画面が出た。支払わなければならないか。パソコンを起動させるたびに請求画面が出てきて消えない。
アドバイス
1.ぜったいに支払わない!
ゲームや音楽のサイトでもワンクリックでアダルトサイトへ飛んでしまう仕掛けがあり、いきなり会員登録が完了したように思わせる画面につながることがあります。アダルトサイトを利用するつもりがないのに登録となったのですから申込の意思はなく、契約は成立していません。支払い義務はありません。
2.個人情報をサイト業者に伝えない
(注意)サイト業者の問い合わせ先にメールを送ったり電話をしたりすると、新たな個人情報を知らせることになるので、業者には絶対に連絡をしてはいけません。
(注意)ネットを見ていてサイトに入っただけでは、アクセスした人を特定する情報や個人情報はサイト業者には伝わっていません。また、プロバイダは業者に個人情報を流すような行為はしません。
3.請求は無視、着信拒否をする。
(注意)メールアドレスが業者に知られてしまった場合、サイト業者間に情報が出回り、色々な業者から請求メールが届く恐れがあります。着信拒否設定をして請求は無視しましょう。さらに多くの請求メールが届くようであればメールアドレスを変更するなどの方法をとりましょう。
(注意)電話番号を業者に知られてしまった場合は、設定が可能な機器であれば、電話機内に入力されている電話帳以外の電話番号は着信拒否をする設定にしましょう。万一、電話をとってしまったら相手にしないで、すぐに電話を切りましょう。
ワンポイント
ワンクリック詐欺サイトは、スパイウェアやウイルスを取り込む危険性あり!
- 動画を取り込んで開くとウイルス対策ソフトで検知できないウイルスに感染するケースがあります。
- パソコンを起動するたびにデスクトップに支払請求画面が貼り付いたままになるケースがあります。パソコン内部のデータなどを無断で第三者に送信するスパイウェアを仕込んだファイルを取り込んでしまった恐れがあります。ただちにプロバイダやパソコンメーカー、独立行政法人「情報処理推進機構」に相談することをお勧めします。
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)セキュリティセンター
情報セキュリティ対策の強化・整備を推進しており、ウイルス・不正アクセスを発見した場合の届出機関でもあります。ウイルス感染の際の対処方法や情報セキュリティ全般の無料相談窓口を開設しています。
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)セキュリティセンター(外部リンク)
Eメールで送られてきたURLを開いた場合
業者にメールアドレスが知られているので、メールで請求が来る可能性があります。でも、これも無視。請求メールは無視しましょう。
(注意)このページの内容は社団法人全国消費生活相談員協会のホームページを参照(外部リンク)
関連サイト
この記事に関するお問い合わせ先
市民協働課(自治振興・生活安全担当)
奈良県橿原市八木町1-1-18(市役所本庁舎)
電話:0744-47-2638
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更新日:2023年03月28日