インターネットトラブル事例「出会い系サイト」の「サクラ」にご注意を!
「ネット上で芸能人のマネージャーを名乗る人から「芸能人のメル友になって悩みを聞いてあげてほしい」と誘われ、出会い系サイト上で頻繁にやりとりをした結果、高額な利用料金を請求された」「無料ゲームなどを利用していたら、いつの間にか出会い系サイトに登録され、通信しているうちに高額な請求がきた」などという相談が多数寄せられています。
事例(1)
コミュニティサイトで芸能人のマネージャを名乗る人から、「芸能人のメル友になってほしい」と誘われた。連絡を取るために指示されたサイトに登録し、メールのやりとりを始めた。不審な点があるのでやめたいがどうしたらいいのか?
事例(2)
出会い系サイトで知り合った男性から「会いたい」とか、「あなたの力になりたい。ついては、500万円の援助をしたい」とメールで言われた。やさしい言葉をかけてくれるから、ちょっとだけならと、その後もサイトのポイントを購入しながらメールのやりとりを続けていた。500万円を受け取る費用として、1万円を請求され、約束どおり、1万円を振り込んだが、500万円は振り込まれない。また、会う約束をしても毎回直前にはぐらかされて一度も会えない。追求しても、あれこれ理由を付けて先延ばしになっている。また、それどころか、家族の訃報や病気などの心配ごとを並び立て、精神的にまいっているので話相手になってほしいなどと言われたため、ポイントを買って通信を続けていたら、次々と高額な請求が届き、支払いのために借金を重ねてしまった。どうしたらいいのか?
アドバイス
- 出会い系サイトを利用するためには、携帯電話会社などへの通信料のほかにサイト業者に利用料金を支払うことが必要です。多くの場合、登録は無料ですが、掲示板を見たり、相手にメールを送ったり、相手からのメールを読んだりする場合、一つ一つの操作は有料となっています。
- 最近多発するトラブルとして、最初は無料ポイントを利用してメールをやり取りしているうちに、相手のペースに乗せられ、頻繁にメール交換をした結果、利用料金が高額になったという事例が多く見られます。サイトでは匿名でメールを交換しているために、相手が本当のことを言っているのかどうか、判断がつきません。利用料金を稼ぐために相手がサイト業者と共謀していたとしても、それを確かめることは困難です。
- 最近多い手口では、占いサイトに登録したら、出会い系サイトからメールが届くようになり、トラブルに巻き込まれたケースなど、自分が意図せず出会い系サイトに誘い込まれる場合もあるので注意が必要です。
ワンポイント
トラブルに遭わないために!
- 出会い系サイトは、ほとんどの場合、見知らぬ異性との出会いを求めて人が集まります。特に中高生が犯罪に巻き込まれるケースが問題です。被害者のほとんどが女性で、婦女暴行や恐喝被害にあったり、誘拐されて売春を強制されたりする事例も報告されています。多くの場合が見知らぬ人から届いたメールがサイトにかかわるきっかけとなっています。犯罪に悪用される場合もありますので、安易に登録することは避けましょう。
- 特に信用できないサイトでカード番号などの個人情報を入力することは絶対にやめましょう。また、「やさしい言葉をかけてくれるから、ちょっとだけなら」という気持ちになり、うっかり連絡先を教えたり会ったりすると取り返しのつかないことになります。このようなサイトは、無視する、サイトには書き込まない、実際に会うことは絶対にしないということが重要です。
- 出会い系サイトやアダルトサイトなどにアクセスできないよう、携帯電話会社やプロバイダーに「有害サイトアクセス制限」を申し出る方法もあるので利用するのもいいでしょう。
この記事に関するお問い合わせ先
市民協働課(自治振興・生活安全担当)
奈良県橿原市八木町1-1-18(市役所本庁舎)
電話:0744-47-2638
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更新日:2023年03月28日