水稲生産における害虫防除について
トビイロウンカ、イネカメムシ、斑点米カメムシに注意!
トビイロウンカ、イネカメムシ、斑点米カメムシの発生が多くなるおそれがあると農林水産省より通知がありました。
該当害虫の奈良県における状況は以下のとおりです。
○トビイロウンカ(平年並):梅雨期の海外飛来の予察灯での誘殺はなし、7月巡回での本田発生もなし
○斑点米カメムシ類(やや多):7月巡回での本田発生はやや多い
○イネカメムシ(斑点米カメムシ類に含まれる):予察灯への誘殺は年を追って増加中、最近、県内の一部地域で本田発生を確認
カメムシ類の数が例年に比べて非常に多くなっております。
出穂期に吸汁されると斑点米を発生させますのでご注意ください。
イネカメムシ

イネカメムシ
水稲の籾の基部を加害することにより、基部斑点米を生じさせる。また、 他の斑点米カメムシ類と異なり、出穂期から登熟初期に籾を加害し、不稔 を生じさせる。不稔が生じた稲は、穂が充実せず直立する。 周囲の水稲より出穂が早い圃場の場合は、本種が集中する可能性がある。
斑点米カメムシ類

アオクサカメムシ

ホソハリカメムシ

ミナミアオカメムシ

クモヘリカメムシ
稲穂を加害し、斑点米発生の原因となる。主な種類はホソハリカメムシ、クモヘリカメムシ、シラホシカメムシ、トゲシラホシカメムシ、アオクサカメムシ、ミナミアオカメムシ、アカスジカスミカメ、アカヒゲホソミドリカスミカメ等である。越冬地は、休耕田、畦畔、山沿い等の雑草地で、種類により年1回から数回発生し、イネ科雑草の穂等で増殖する。稲が出穂すると移動し、乳熟期から黄熟期に吸汁して斑点米を発生させる。出穂の早い品種はとくに被害を受けやすく、畦畔沿いに被害は多くなる。(奈良県ホームページより)
この記事に関するお問い合わせ先
農政課
奈良県橿原市東竹田町1-1(リサイクルプラザ「リサイクル館かしはら」)
電話:0744-21-1213
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更新日:2024年08月29日