イネいもち病の警戒について
奈良県病害虫防除所よりイネいもち病が平年より多い予報が発表されました。
対象作物
水稲
対象病害虫
いもち病
1.予報の根拠
- 令和4年7月 15 日に調査した結果、葉いもちの平年より多い発生が認められました。
発生ほ場率:58.8%(平年 22.0%、前年 41.7%)
発病株率: 7.6%(平年 2.4%、前年 3.6%) - 上位葉での葉いもちの発生が確認されていますので、今後、天候不順が続くと 、天候不順が続くと穂いもちが多発する可能性があります。
- 7月上中旬に、葉いもちの感染好適条件となったことが確認されており、今後の発生拡大が懸念されます。
2.防除上の注意事項
- ほ場によっていもち病の発生状況が異なるので、ほ場を見回り発生状況を確認して下さい。発病が認められた場合は防除を行って下さい。
- 粒剤での穂いもちの防除は、出穂前に実施して下さい。
- 上位葉で葉いもちが多発している際は、穂ぞろい期(出穂期の約 5 日後)に液剤で追加防除して下さい。傾穂期以降の防除は効果が劣ります。
3.その他の注意事項
- 感染した種もみは次年度の主要な発生源となります。発生ほ場では種もみを取らず、種子更新を行って下さい。
- 農薬を使用する際には、ラベルに記載された登録の有無、収穫前使用日数や使用回数を確認するとともに、止水期間を遵守して下さい。
- 水面施用粒剤や豆つぶ剤を使用する場合は、湛水してから処理し、処理後7日間は落水、かけ流しをしないで下さい。
- ほ場周辺への薬剤飛散防止に努めて下さい。風の強い日は散布を控え、散布する場合であっても風向きに注意し、収穫期に近い他作物へ飛散しないようにして下さい。
この記事に関するお問い合わせ先
農政課
奈良県橿原市東竹田町1-1(リサイクルプラザ「リサイクル館かしはら」)
電話:0744-21-1213
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更新日:2023年03月28日