こんな時どうする?~妊娠期あるある~

更新日:2024年04月01日

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妊娠中の方から乳児を子育て中の方へ、育児についての知識やコラムを随時あげていきます。
SNS等で情報があふれる中での子育ては、どの情報があっているの?と迷われることもあるかと思います。
そんな時にお役立ていただけたらと思います。
お電話やご来庁でも、お話を聴かせてください。

妊娠中の方へ

だれかに気持ちを話したい時や気になることがある時にお電話やご来庁をおまちしています

橿原市健康増進課

  • 場所:分庁舎2階、橿原市内膳町1丁目1-60 
  • 電話:子ども家庭相談ダイヤル 0744-23-8331
  • 時間:8時30分~17時 月曜~金曜(年末年始・祝日除く)

つわり

  • つわりの原因は諸説(ホルモンが関係しているなど)ありますが、早い方だと妊娠判定前後から、つわりの症状がでます。
  • まったく症状がでない方もいます。
  • 時期も一般的には16週頃までに終わりますが、症状・時期とも個人差があり10週頃終わる方もいれば出産まで続く方もいます。

症状別のつわりがやわらぐ方法

むかつき・吐き気

  • ガムをかむ⇒空腹時のむかつきが落ち着くこともあり
  • トマトを食べる⇒トマトの酸が胃のむかつきを抑える効果あり。酸味ですっきりすることもあり
  • 胃が伸びる姿勢をする。床に座って両手をおしりの斜め後ろについて胸をのばす
    ⇒胃の流れがよくなり症状がやわらぐこともあり

食べつわり

  • 温かいお茶を飲む⇒胃が落ち着くこともあり
  • ひと口大のおにぎりやパンを準備する⇒すぐに食べることで症状を抑えられる場合もあり
  • きゅうりやダイコンなどのスティック野菜をかじる⇒かむことで胃が落ち着くこともあり

食べられない

  • 梅干しを取り入れる⇒梅干しは胃腸の働きを活発にさせるといわれています
  • ショウガを取り入れる⇒胃の消化を促進させるといわれています

つばがたくさん出てくる

  • お水にレモンをいれ、うがいをする⇒レモンの酸味でさっぱりします
  • パンをひと口食べる⇒パンがつばを吸い込みます

つわり時の注意点

  • おしっこの回数が減ったり、おしっこの色が透明・薄いレモン色より濃い(オレンジっぽい)場合や水分が飲めなくなっていたら、脱水や妊娠悪阻(治療が必要な重いつわり)の可能性があるので受診しましょう。
  • 吐いたものが、緑っぽいもの(胆汁)や血がまじったものの場合は受診しましょう。

便秘

妊娠初期では妊娠によるホルモンの影響で、その後は子宮が大きくなることで腸を圧迫し腸の動きが鈍くなったり、肛門周辺を圧迫して血流が悪くなり、便秘になりやすくなります。

便秘の対処法

  • 起床後すぐにコップ1杯の水をのむ⇒朝は腸が活発なので効きやすいです
  • 水分は1日1リットル以上のむ⇒こまめな水分補給を意識して飲みましょう
  • 食物繊維・乳酸菌をとる⇒整腸作用があるヨーグルト・食物繊維が多く便の量を増やすキノコ類・整腸作用や腸が活発になる海藻類をとりましょう
  • 軽い運動⇒同じ姿勢が続かないようにし、家事や散歩で体を動かす
    (注意)安静指示がある場合は指示通りにしてください
  • 毎日、決まった時間にトイレにいく⇒生活のリズムを整えましょう

便秘時の注意

  • 妊娠前より便がでない(1日1回が3日1回になったなど)・お腹が張っている・いきまないと出ないなどの症状があれば、主治医に相談しましょう。
  • 便秘であると、妊娠でのお腹が張りやすい(腹緊)状態になります。
  • 痔は出血するものだけでなく、肛門が外側に開いた状態(通常の肛門は口をすぼめた形、痔では、口を突き出した形)も痔の一種です。痔かなと思ったら、主治医に相談しましょう。

腰痛・肩こり・足がつる

  • 妊娠で重くなった身体を支え、妊娠によるホルモンの影響で骨盤がゆるむため、腰痛になりやすいです。
  • おっぱいが大きくなると肩こりがひどくなったり、肩こりやつわりのストレスから頭痛になる方もいます。
  • 妊娠で重くなった身体を支え、足の筋肉に疲労がたまり足がつりやすくなります。

腰痛と足のつりの対処法

腰痛・肩こり

  • 骨盤ベルトをつける⇒健診時に正しくつけられているか助産師にみてもらいましょう
  • 姿勢をよくする⇒座っている時は骨盤を意識して姿勢を正し、立っている時は、両方の足に同じだけ体重をかけ、歪んで立たないようにしましょう
  • ストレッチ・マッサージをする⇒血流促進になります。無理のない範囲で行いましょう
    パートナーと一緒にストレッチや、マッサージをしてもらってスキンシップをとるのもいいですね

足がつる

  • つった方の足の親指をつかみ足の裏が伸びるように持つ
  • 足元をひやさない⇒足首を冷やさないようにレッグウォーマーなどを使用する
  • 日頃からシャワーでなく入浴する⇒血行促進・疲労回復で予防する

頭痛

頭痛

頭を冷やし、安静にする⇒水で濡らしたタオルをおでこにあてて冷やしたり、横になって安静にする

(注意)我慢できない痛み・急にきたガンガンする痛み・長時間続く痛み・産院で処方された薬をのんでも効かない痛みがあれば、すぐに産院に電話をし、受診しましょう。

以前開催していたマタニティ教室より

『今、妊娠されて気になることはなんですか?』『健診で言われて気になってることないですか?』に対してあった、ママからあがったキーワードとされている対処方法は?

(補足)参加者には妊婦さん数名含む

胃のむかつき・吐く

  • 参加者:「少量・小分けにして食べてます」
  • 参加者:「くだもの食べてます」
  • スタッフ:『つわり時は口当たりのよいものでOKですが、くだものは糖分が高いので食べすぎに気をつけてくださいね』

腰痛

  • 参加者:「ストレッチしてます」
  • スタッフ:『妊婦さんには、あぐらがお勧めです。
    あぐらは、左右対称になり腰痛になりにくい姿勢ですし、骨盤周りの筋力もつきます。』

お腹が張る

  • 参加者:「座ったり、横になってます」
  • スタッフ:『あまり張るようなら受診して張り止めをもらったり、休職の相談もしてくださいね。』

頻尿:尿漏れ

  • 参加者:「冷やさないようにしてます」
  • スタッフ:『頻尿はお腹が張っている時になることもあります。膀胱炎でもなりますので続くようなら受診時に相談してくださいね。』
  • スタッフ:『尿漏れは、骨盤周辺の筋肉が落ちるとなりやすいです。
    おしっこ時に一気に出さず、一旦止めてまた出す・四つん這いや仰向けで腰を上げることで筋力がつきます。骨盤ベルトは姿勢を正せて腰痛や尿漏れもの効くので、産後半年は使用するとよいですね。』

体重の増加

  • 参加者:「ウォーキング・炭水化物減らす・おやつをやめる・野菜中心・揚げ物へらすをしてます」
  • スタッフ:『ウォーキングはゆっくりでいいので30分続けてくださいね。時間が取れない時は10分でもよいです。切迫早産といわれたり、臨月でも帝王切開予定の方は注意してください。』
  • スタッフ:『炭水化物は塩分もある麺類は控えましょう。おやつは和菓子にしたり、食べる時間帯を早めに変えましょう。』

(補足)妊娠中の体重増加指導の目安 厚生労働省(令和3年12月)より

  • 低体重(やせ):BMI 18.5未満 :体重増加のめやすは12~15キログラム
  • ふつう :BMI 18.5以上25.0未満:体重増加のめやすは10~13キログラム
  • 肥満(1度) :BMI 25.0以上30.0未満:体重増加のめやすは7~10キログラム
  • 肥満(2度) :BMI 30.0以上 :個別対応(上限5キログラムまでが目安)

便秘

  • 参加者:「水分とるよう気をつけてます。ヨーグルト食べてます。」
  • スタッフ:『乾物高野豆腐や切り干し大根は鉄分もありお勧めです。発酵食品もよいので納豆や麹も使ってみてくださいね。』

マタニティ教室参加者

(補足)マタニティ教室は妊娠5~8か月の安定期の方が参加されていました。

つわりは治まって今度は、お腹が大きくなって食べづらかったり体重を気にされている方が多かったです。

妊娠初期 つわりあるある 先輩ママの体験談

  • 「ごはんの炊ける匂いがきつかった。柑橘系フルーツを冷やして食べてた。」
    ⇒母子手帳をとりにみえた時にシュワッとするアメや飲み物持参のママもおられます。
  • 「カットしたリンゴをタッパーに入れ持ち歩き、食べたり匂いをかいだり。」
  • 「一人目と二人目で食べたいものが違った。」
  • 「ゴマ塩おにぎりを食べると落ち着いた。」
  • 「病院で点滴をしたら、楽に。もっと早く病院に行けばよかった。」
    ⇒おしっこの回数・量が減ったら脱水かもしれません。早めに受診しましょう。
  • 「周りの話を聞いてて、構えていたけど眠気位しかつわりがでなかった。」
    ​​​⇒つわりがないと赤ちゃんがちゃんと育っているか不安になられる方もいますが、“つわり=妊娠継続”ではないので安心してください。

後、同じものばかり(トマト・ハムサンド・炭酸水など)食べていたとお話を多く聴きました。

パパより

  • 「昨日は喜んで食べてくれた同じ物を買ってきたら、今日はその気分じゃないっと。当たりの食べ物、変わるから当てるの難しい~」
  • 「本当にしんどそうで。代われなくてごめん、こんな思いさせて。」

⇒つわりでしんどいママに何をしたらよいのかわからず戸惑っているパパも多くおられました。

ママの心も身体の調子も日々変わるので、そのつどママに確認しながらサポートしてくださいね。

妊娠中期以降 あるある 先輩ママの体験談

  • 「立ち上がれないほど、腰痛が大変だった。産後は腰痛ベルトをしめました。」
    ⇒骨盤ベルトは、お尻の上の方につけるイメージです。受診時装方法を確認してみてください。
  • 「産休に入ってから、育児物品などの買い物でウロウロ、今しかお出かけできない!とお出かけし過ぎ?早産でした。」
    ⇒上の子の運動会当日の夜に陣痛が来たり…はよく伺います。無理をせず適度な外出でリフレッシュしてくださいね。
  • 「里帰りしていて、父と何年ぶり?かの散歩をしてました。今となればいい思い出です。」
    ⇒妊娠や出産を機会に両実家との時間も増えると思います。子どもがいるからこそ、両実家との関わりでストレスを感じることもありがたさを感じることもあると思いますが、じいじ・ばあばとママ・パパとも気持ちよく過ごせるな距離感をパパ一緒に考えましょう。
  • 「歯の治療(親知らず)のタイミングをのがし、出産後まで抜歯できず辛かった。早く歯医者さんに行っておけばよかった!」
    ⇒つわりが治まったら、症状がなくても妊婦歯科健診受診券を使って、歯の健診を受けましょう。
  • 「お刺身が食べたくて仕方なく、高頻度で食べてた。」
    ⇒できれば、免疫力が強くない妊娠中は生ものは避けましょう。
  • 「二人目の妊娠中は、上の子の育児・仕事がしんどくて、体がすごくだるかった。」
    ⇒二人目以降の妊娠ライフは、妊婦であることを忘れるくらいママ中心で過ごせないと思いますが、周りを頼ってママの休息の時間をとりましょう。
  • 「切迫早産で自宅安静時、ペットボトルのお茶を買ってきてもらい飲んだら、実は緑茶でその夜は、お茶のカフェインで一晩中赤ちゃんが暴れて眠れず。」
  • 「ポテトフライが無性に食べたくて、よくドライブスルーしてました。」
    ⇒妊娠中期に入ると、食べたくなる方が多いです。カロリーが多いものを食べた週はその他の日で調節したりと工夫しましょう。
  • 「ぐにゅって胎動で、仕事中うれしいものの集中できなかったです。でもかわいい。」
    ⇒胎児は20分寝て、20分起きて…のリズムですので、いつもより胎動が少ないなと思ったら受診してください。
  • パパより「つわり終わったら、後は体調大丈夫かと思ってたのに、食べにくくなったり、トイレちかくなったり、そんな体で家事に仕事にありがとう。」
    ⇒ママ自身も日々変化する体調に戸惑うことも多いと思いますのでパパはなおさら?なことが多いと思います。いろんな機会にママの気持ちや体調を伝えていきましょう。

相談

(補足)こども家庭課では、すこやか子ども相談(分庁舎2階で開催)にて、妊娠中の相談・お子さんの発達や育児の相談・離乳食の相談などをしていただけます。

(補足)奈良県助産師会のホームページ(外部リンク)にも妊産婦さん向けの情報があるのでご参照ください。

この記事に関するお問い合わせ先

こども家庭課
奈良県橿原市内膳町1-1-60(市役所分庁舎)
電話:0744-47-3707
お問い合わせフォーム

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