長期使用製品安全点検制度・長期使用製品安全表示制度
冬は、電気やガス、石油などを使った暖房器具の使用頻度が増える季節。身近な製品の中には、「製品事故」という危険も潜んでいます。使用方法を誤ると思わぬ事故につながる事があります。
家庭の中ではどんな製品事故が発生しやすいのか、キッチン、リビング、お風呂・トイレ、寝室など、家庭の部屋ごとに注意すべき製品事故を紹介します。
キッチン
リビングルーム
お風呂・トイレ
寝室
長期製品安全点検制度
長期使用製品安全点検制度とは
長期使用製品安全点検制度は、製品を購入した所有者に対して、メーカーや輸入業者から点検時期をお知らせし、点検を促すことで、事故を防止するための制度です。
対象となるのは、所有者自身による保守が難しい設置型の製品で、経年劣化によって火災や死亡事故などの重大事故を起こすおそれがある製品(特定保守製品)です。
特定保守製品は、安全に使う目安となる設計上の「標準使用期間」を設けています。特定保守製品の購入時に所有者登録をすると、設計標準使用期間が終わるころに点検通知が届き、点検を受けることができます。(平成21年4月1日以降に製造・輸入された製品が対象となります)
対象製品(特定保守製品)
- 石油給湯機
- 石油ふろがま
- FF式石油温風暖房機
- ビルトイン式電気食器洗機
- 浴室用電気乾燥機
- 屋内式ガス瞬間湯沸器(都市ガス用/プロパンガス用)
- 屋内式ガスふろがま(都市ガス用/プロパンガス用)
石油給湯機
石油ふろがま
FF式石油温風暖房機
浴室用電気乾燥機
ビルトイン式
電気食器洗浄器
屋内式
ガス瞬間湯沸器
特定保守製品を購入したときは
- メーカーに所有者登録をしましょう。
- 標準使用期間の終わるころにメーカーから点検通知が届きます。
- 安全に使うため、必ずメーカーによる点検(有料)を受けましょう。
- 平成21年4月1日よりも前に製造・購入された特定保守製品についても、製造時期を確認し、メーカーによる点検を受けましょう。
長期使用製品安全表示制度
製品を長期間使用すると、部品などの劣化(経年劣化)により、火災や死亡事故などを起こすおそれがあります。そこで、長期間使用する製品について、経年劣化による製品事故を防ぐため、平成21年4月から、「長期使用製品安全点検・表示制度」が設けられています。
長期使用製品安全表示制度とは
経年劣化による重大事故の発生率は高くはないものの、事故件数が多い製品で、日常的な手入れと観察により、所有者が事故の兆候を見つけることができる製品が対象です。
対象製品には、設計上の標準使用期間と経年劣化についての注意喚起などが表示されています。(平成21年4月1日以降に製造・輸入された製品が対象となります)
表示の例
対象製品(特定保守製品)
- 扇風機
- 換気扇
- エアコン
- ブラウン管テレビ
- 全自動洗濯機
- 2槽式洗濯機
扇風機
換気扇
エアコン
ブラウン管テレビ
2槽式洗濯機
全自動洗濯機
標準使用期間が過ぎたら
設計上の標準使用期間が過ぎたら、異常な音や振動・においなど製品の変化に注意しましょう。
ほかにも、「いつもと違う」「なんか変だな」と感じたら、すぐに使用を中止し、メーカーや販売店などに相談しましょう。
こんなときは使用を中止
- スイッチを入れても動かない
- スイッチを切っても止まらない
- 動いたり、止まったり、動きがいつもと違う
- 運転中に異常な音や振動がする
- 変なにおいがしたり、煙が出たりする
関連情報
(参照:政府広報オンライン)
この記事に関するお問い合わせ先
市民協働課(自治振興・生活安全担当)
奈良県橿原市八木町1-1-18(市役所本庁舎)
電話:0744-47-2638
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更新日:2023年03月28日