橿原市立幼稚園、小・中学校施設の耐震化について

更新日:2023年03月28日

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橿原市において、小・中学校の建物については、児童・生徒にとって一日の大半を過ごす学習・生活の場であるとともに、非常災害時には地域住民の応急避難所となるなど地域の防災拠点としても重要な役割を担っている施設であります。
このことから、本市では今後高い確率で発生すると予測されている東南海・南海地震などの大規模な地震に速やかに対応するため、平成18年度からは、それまで行っていた大規模改造工事を中断し、耐震補強事業に特化して事業を推進してきました。平成20年度において、建物の耐震性能を判定するための耐震診断(2次診断)が小・中学校のすべての建物で完了しました。
一方、国においては平成20年6月18日付けで、地震防災対策特別措置法が改正され、幼稚園、小・中学校の建物について耐震診断を実施することが義務づけられたことから、平成21年度には幼稚園も耐震診断(2次診断)を実施しました。
この耐震診断の結果や施設の使用状況などを基に優先度を判定した上で、順次耐震補強工事を実施し、平成27年度で各幼稚園・小学校・中学校の耐震化はすべて完了しました。
また、同法の改正に伴い、耐震診断の実施とともにその結果を公表することが義務付けられました。これを受けて、本市においても市立小・中学校、幼稚園施設の耐震診断(2次診断)の結果を公表します。なお、耐震診断については、昭和56年の建築基準法の改正前に建築された建物に義務づけられており、耐震診断およびその結果の公表の対象となる建物は、非木造の建物では2階建以上または延床面積が200平方メートル以上の小・中学校、幼稚園の校(園)舎・体育館等です。(補足) Is値は、建物の耐震性能を表す指標(構造耐震指標)であり、耐震診断の調査により表す指標です。国土交通省によるIs値の目安は以下のとおりです。

学校・棟別耐震診断(2次診断)結果一覧表

  1. Is値0.3未満:大規模な地震の振動及び衝撃に対して倒壊し、又は崩壊する危険性が高い。
  2. Is値0.3以上0.6未満:大規模な地震の振動及び衝撃に対して倒壊し、又は崩壊する危険性がある。
  3. Is値0.6以上:大規模な地震の振動及び衝撃に対して倒壊し、又は崩壊する危険性が低い。

ただし、文部科学省においては、地震時の児童生徒の安全性、被災直後の避難場所としての機能性を考慮して、Is値0.7以上にすることとされており、本市でも、Is値0.7以上を確保するように耐震改修工事を行いました。

(補足)構造区分のRCは鉄筋コンクリート造りの建物、Sは鉄骨造りの建物です。

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奈良県橿原市小房町11-5(かしはら万葉ホール)
電話:0744-29-5901
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