お口を閉じて鼻呼吸しましょう
お口がいつもポカンと開いていたり、猫背で姿勢が悪いと言われたりすることはありませんか?いびきをかきやすく、横向きやうつぶせ寝でないと眠れないなんて事はありませんか?
これらは口呼吸が原因で起きている症状です。なぜ口で呼吸すると良くないかを知って下さい。口で息をすると歯肉が乾燥するため、歯周炎や歯周病になりやすくなります。また乾燥は、唾液の作用を弱めるため虫歯にもなりやすくなります。
歯周病や乾燥による舌苔(ぜったい) の堆積は口臭の原因にもなります。また、歯並びにも大きく影響します。常に口が半開きになっているので、唇で前歯を押さえられず、舌が下がって内側から歯列を支えなくなるため、でっ歯や受け口など様々な不正咬合を引き起こします。
また、舌が下がって力も弱くなるので、仰向けで寝ると舌が沈下して気道を封鎖し、大きないびきを起こす睡眠時無呼吸症の原因の一つにもなります。そのため、口呼吸の人は舌が気道を塞がないように、横向きやうつぶせ寝に自然となるのです。その様な寝方が続くと、歯列は狭くなったりいがんだりと、不正咬合の原因になってくるのです。
また口呼吸はその他、体に多くの害を及ぼすことが知られています。リウマチ、喘息、花粉症、アトピー性皮膚炎などアレルギー疾患や肺炎、腎炎、さらに糖尿病、白血病、悪性リンパ腫、潰瘍性大腸炎などの原因にもなるとされています。
口呼吸の悪影響を知って頂き、健康の為にお口を閉じて鼻呼吸することを意識しましょう。
橿原市歯科医師会
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健康増進課
奈良県橿原市畝傍町9-1(保健センター)
電話:0744-22-8331
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更新日:2023年04月15日